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2005
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・モーレツ ア太郎
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サイトもリニューアルしたことだし、ちょいとした制約を日記に設けてみようかと。 一日一回、タイトル考えるのが面倒くさいからタイトルを筋少の曲名にして、何でも良いからそれにちなんだ話を書こうかなと。もちろん、それ以外のことも書くときは書きますけど。 適当に選んでいくと、途中で破綻するので、仏陀Lから。順にアルバム・シングルの曲名をタイトルにして。 といっても、別にその曲の思い入れを書くわけではなく(それもありだけど)、全く筋少とは関係ない話だったりもします。 というわけで、第一回「モーレツ ア太郎」
曲名:モーレツ ア太郎 収録CD:仏陀L・80年代の筋肉少女帯 寸感:死んだら神様とあがめられる、ほえれば天才、何もしなけりゃ生き仏。 そんなロック界を、ア太郎が斬るというストーリ仕立ての曲。 イントロの黎明は秀逸すぎ。
モーレツ ア太郎。赤塚不二夫の名作。 バカボンやおそ松君の影に隠れて目立たないが、ニャロメ・べし・ケムンパス・ココロのボスといった、赤塚漫画を代表する異形のキャラクタはア太郎から生まれている。 ストーリーは、お父さんが死んじゃって八百屋を受け継ぐことになったア太郎と、ア太郎を親分と慕うデコッ八。あと、なんか幽霊になってよみがえってきたお父さん(ア太郎にしか見えない)が繰り広げるどたばたギャグ。
赤塚漫画は、僕らの世代の人だとアニメーションでの情報が多かった。 アニメーションになる際にはゴールデン向けということでかなり温く作られているため、ちびまるこちゃんやサザエさんと同じカテゴリに分類している人も多い。 だが、そんな人にこそ言いたい。 漫画を読め。
漫画版はアットホームな画の影に毒が仕込まれている。 例えば、バカボン。これでいいのだのフレーズはおなじみですが、人が廃人になったり死んだりしても、これでいーのだの一言で話が終わる。 え?あの人はどうなっちゃうんだろう…急に終わりが来てハイソレマデヨ。 タイトルであるア太郎も然りである。 近所に住むココロのボス。こいつは明らかに人じゃないんだけど人だと思っていて、でも尻尾なんかが生えているんで人じゃなくて。でも人語を解して。 ア太郎たちはそれを(人でないことも、人であると信じきっていることも)理解して彼をバカにするんですね。 よく読むと、これって何かの暗喩なんじゃないかと。 ちゃんと読むとシュールすぎなんですよ。
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