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2005
/5
/2
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・真夜中の弥次さん喜多さん
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というわけで見てきました。 しりあがり寿原作のシュールな漫画を実写映画にしたもの。 上にも書きましたが、あー意味わかんねえ(byマコトat池袋ウエストゲートパーク)って感じですかね。 宮藤官九郎が監督脚本、そのうえバックアップにTBSが付いていると聞いてたので、 しりあがり寿のシュールさは殆ど無くて、ばかばかしいお笑いになっているのかな。
と思っていたのだが、トンでもねえ。
舞台は江戸…のはずなのにバイクが登場したり、エクスカリバーが登場したり。 メタの世界と、リヤルの世界と、幻覚の世界を行ったりきたりするのだが、 その境目が非常に曖昧。 たとえて言うなら、デビットリンチの映画を解りやすくしたものという感じか。 わけが解らないのだが、説明が付くので一応は納得が出来る。 そのうえ、こちとら仕事帰りで疲れているものだから、 自分の夢もごっちゃになってわけがわからない世界へスリップしていく。
脇役として、おぎやはぎやら松尾スズキやら竹内力やら麻生久美子やら岩松了やら古田新太やら楳図かずおやら荒川良々やら。 マニアにはたまらない人選が素敵。というか、むしろそっちが主役じゃねえのってかんじさえする。
わけが解らないくせに、わけが解らないまま、わけが解らず泣けて終わるという。 うーん。ヴィヴァ宮藤官九郎。
でも、一般受けはしないと思う。
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