復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2005 /9 /28
・ロッキンホース ラバーソウル(2/4)
 宇多田ヒカルの「BE MY LOVE」と、
 ミスチルの「I はーと(LOVE) YOU」を購入。
 昔だったら絶対買わなかった組み合わせだな。

 こんな俺をあの頃の俺が見たらどう思うか…。

 →あの頃の俺
 1995年9月(高校2年生)

 夏の暑い時期が終わり、やや肌寒くなる頃。
 僕の高校では他の高校と同じように文化祭が行われる。
 僕は中学一年の時に化学班という部活に入っていて、
 (なぜか部活動のことを班といった。別に、某宗教は関係ない)
 でも、高校時代はすでに幽霊部員になっていたから、
 その部活動の出展には参加しなかった。

 とはいえ、高校二年生ともなると(特に内の学校は中高一貫だったから)
 別に幽霊だからといっても誰にも攻められないし、
 逆に、打ち上げなんかには普通に呼ばれたりもする。
 と、言うわけで僕はその部活動の打ち上げに参加した。

 打ち上げといっても僕らはまじめな高校生。
 アルコオルを摂取していることがばれたら、
 問答無用で退学という厳しい学校だったということもあり、
 アルコオルなんてものは全くなし。
 超健全な学校だったのだ。

 ジュースと牛丼とお菓子を買い込み、
 簡易なパーティをした。
 その後にはカラオケに行った。
 (カラオケもばれたら即停学なのだが、
  まあ、ばれないだろうと高をくくっていた。
  余談だが、その数ヵ月後(前かも)、
  カラオケボックスの道路に面した部屋で歌っているところを、
  カラオケボックスの外から窓を通して見られ、
  停学+坊主頭になった同級生も居た)

 カラオケではみんな、trfとか、よくわからないアニソンとかを歌っていた。
 基本的に女性ヴォーカルの歌が多かったように思える。
 (男子校なのに)
 当時(いや、今もだが)、
 上位ランキングの曲なんか全く知らなかった
 (し、上位ランキングの曲を聞く奴なんて糞だと思い込んでいた)
 僕は、筋肉少女帯の歌しか歌わな…いや、歌えなかった。

 その時歌った、「暴いておやりよドルバッキー」が評判が良かった。
 いや、本当に良かったのか。
 今にして思う。
 その時は、男が女性ヴォーカルの歌うたっている中で
 男性ヴォーカルの曲を歌えばそりゃ、上手くも聞こえるだろうよ。
 それくらいにしか思ってなかったのだが、
 今思うと、セリフだらけの曲だし、
 ちょい馬鹿にされていたのかもしれない。

 次の日、何でかしらないけど、
 一緒に行った友人のおかげで、俺は美声の持ち主ということになっていた。
 これも、今思うと、ただの嫌がらせだったのかもしれない。
 ちなみに、その友人に数年前にあったとき、
 (それが最後に会ったときだったのだが)
 アレは本気だったのかと聞いたが、
 そんなことを言ったことは全く覚えが無い。
 と言われてしまった…。

 それが、俺の人生を大きく変えたとも知らずに…。

 1995年10月(高校2年生)
 やっと、彼の登場だ。
 この頃には僕と彼は親友と呼べるような間柄になっていた。
 中学から都内の学校に行っていたので、
 初めて出来た地元の友達というのに僕は狂喜した。
 それまでの友人は、一番近いところでも
 車で20分近くかかるところに住んでいる友人しかいなかったから。
 (もちろん、当時は免許なんて無い)
 彼とは一緒に地元の市民プールにも行った。

 彼はとにかくバンドがやりたかった。
 ギターもベースもドラムセットもキーボードも持っている。
 誰が何をやりたがっても彼の家には総てがそろっている。
 そして、彼はどんなパートでもこなせた。
 どんなパートであれ、楽器が弾ければ彼は満足だったのだ。

 そして、彼は僕に目をつけた。
 僕が歌がうまいといわれて浮かれている隙間に、
 彼は滑り込んできた。

 (3/4)に続く。



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