復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

Back To Index 復活日記 筋少日記 静謐日記

最新七日間を表示

月別表示
<<  2006/12  >>
SMTWTFS
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31

語句検索

RSS

 2006 /12 /11
・財布
 続く。
 と書いておいて続かないブログやMixiが多い昨今、
 このサイトはきちんと続くのです。多分。

 ちなみに、先日書いた「寝不足」の原因となる物は、
 完成して、プレゼントもしました。
 何を作ったのかというと、
 フットサルメンバーの一人である友人の結婚祝いに、
 オリジナル焼酎ボトルをプレゼントしたのです。
 オリジナルといっても、焼酎とボトルは鏡月という、
 非常にポピュラーな焼酎なのですが、
 何を作ったかといえば、
 其れのラベルですね。
 ラノベじゃ無いですよ。
 ラベルです。
 べるのでもないですよ。
 べるのって言うのは、桜た……まあ、そんな話はいいんですよ。
 べるのが知りたい人は、検索でも何でもして、
 自分で調べてください。
 フルネームは本田べるのです。

 閑話休題。

 まあ、そのラベルに、フットサルのメンバー全員の写真や、
 結婚する二人の写真を上手く組み合わせて、
 ラベルを作ったわけです。

 と言う風に、キチンとフォロ・ロマーノします。
 そういえば、フォロ・ロマーノは良かったなあ。
 フォロ・ロマーノって言うのはイタリアにある遺跡です。
 皆さんも、ローマにお立ち寄りの際には是非。

 というわけで、財布の話がやっと出来ます。
 いや、別に実はそれほど面白い話ではないのです。
 財布をなくしてしまったんですから。

 財布の中には、
 定期
 クレジットカード
 キャッシュカード
 免許
 会社の入館証
 レンタルビデオのカード
 某バンドのチケット
 某映画のグッズ引換券
 現金数万円

 などが入っています。
 特に、上のものは無くなったら、
 手続きが面倒&二度と手に入らないものばかりです。

 こいつはこまったなあと。
 今流行の歌風に言えば、
 こ〜いつは困った。
 ですね。ですねですねですね。ですね。ですね。ですねですねですね。
 状態です。
 それでも、(当時の)後藤真希や、(当時の)吉澤ひとみが、
 僕と一緒に踊ってくれば、僕だって夢の中へ行ってみたいと思いませんかふふっふー。
 ですが、
 真っ暗な道の中で、ただ途方にくれるばかりです。
 温泉から自転車で10分ほど離れた場所で、日も暮れ、あたりは闇です。
 とりあえず、温泉に忘れてきたと言う可能性もあります。
 電話でもし……

 ……電話番号がわからねえ。

 ちくしょう。
 いや、まてよ。
 文明万歳。
 文明万歳。
 カステラ1番電話は2番。3時のおやつは文明堂。
 ってCM最近見ないよね。

 903iにはGPS機能がついている。
 そして、そのGPS機能を使えば、施設などの電話番号もわかるのだ。
 ヴィヴァ文明!!

 早速電話をかける。
「財布を忘れたのですが」
「どのような財布ですか?」
「(ん?あるのかな?)グレーのです」
「二つ折りですか?ストレートですか?」
「(お?)二つ折りです」
「少々お待ちください」

 ……あるのかい?ないのかい?
 どっちなんだい?
 エヴィバディパッション!んー!んー!(←人が違う)

「……済みません。ありませんね」

 無いのかよ!!


 …
 ……。

 まてよ。
 リューク。所有権を放棄してもノートの切れ端に触っていれば記憶は消えないんだよなあ。
 ロッカーの……
 ……中……
 ロッカーの……
 ……番号。

 無駄なことだけはしっかり覚えている、
 変な脳みその中から、ロッカーの番号をひねり出す。

「131のロッカーの中に忘れてきたかもしれません」

 ……

 が、駄目。

 いや、駄目と言うより正確には、
 誰かがもう使用している。

 誰かが使っていると言うことは、
 財布があったら、発見されているだろう。
 届け出ないと言うことは……
 厭な予感しか感じない。

 とりあえず、戻ります。と伝え、戻ることに。

 といっても、途中で落とした可能性も無きにしも非ず。
 服を着たときに財布を確認したかどうかを脳に問い合わせるが、
 覚えていない。その件に関しては秘書に全て任せてある。の一点張り。

 こんなことならマッサージ40分待ちでもいいから愛けりゃア良かった。
 そうすれば、そこで財布出すだろ?
 くそう。

 道端に落ちていないか確認しながら戻る。
 暗がりの中、なにが落ちているか何てはっきり見えない。
 目を凝らしつつ戻る。
 黒い塊を発見しては、
 テブクロだったり、
 猫だったり、
 まっくろくろすけだったり、
 裸の広末涼子だったり、
 財布がねえ。いや、いっそ、裸の広末ならそれでもいい。
 と思ったが、やっぱり広末()と思ってよく見たらタニシだったり、
 もう、駄目なんじゃないかなと思いつつ、温泉にリバース。

 とりあえず、靴箱とロッカーを調べるが、やはり無い。
 念のため女湯も調べさせていただけますかと、
 問い合わせるも拒否(←流石に問い合わせてません)。

 131のロッカーはやはり閉ざされている。
 こりゃあ、このロッカーの人が出てくるまで待つしかないな。
 長期戦になるkおじいちゃん開けてるの131だ!!!

 と、ふと横を向いている間に、コンピューターおじいちゃんが、
 俺の(←違う)ロッカーを開けているじゃないですか。
 チャンス!と、
 足元に落ちていた自由の女神の形の文鎮で鼻っ柱をゴリッ!ゴリッ!と殴打。
 温泉で血行がよくなっているもんだから、
 どろりとした血が、どろり、どろり、と、
 あひぃあひぃいいながら、はいつくばって逃げようとする老人を
 置いてあった体重計で、ゴキリ。
 ぴくぴくと動かなくなったその塊をみながら、
 真っ裸の男たちに取り囲まれ、僕は、その短い人生が終わったと感じたのでした。











 と言うのは全くのでたらめで、
 済みません、お宅の晩御飯ロッカー拝見させていただいてもいいですか?
 と、快諾を戴き、
 果たして中から財布が出てきたのでした。


 あー。よかった。


Back To Index 復活日記 筋少日記 静謐日記