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2007
/2
/1
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・漫画
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工業哀歌バレーボーイズというマンガをご存知だろうか?
週刊ヤングマガジンに1989年から連載されていたマンガで、 丁度1年前に最終回を迎えた。
ストーリーはあってないようなもので、 沼工と呼ばれる、バカの吹き溜まりのような工業高校に通う3人の話がメイン。
女をとっかえひっかえHしまくる赤木。 虎子という不細工に惚れられている宮本。 貧乏な上にバカというどうしようもない谷口。
この3人が、 赤木:女の子に何かを相談されるが、なんだかんだでやっちゃう。 でも、なんだかんだでトラブルに巻き込まれて、 なんだかんだで解決。 宮本:女の子にもてるのでやっちゃうと、 虎子がぶちきれる。で、なんだかんだで、虎子の元に帰る。 谷口:やれるチャンスはあるが、バカなので逃げられる。
大体こんな感じのパターンの繰り返しで17年間連載していたエロコメディ漫画である。
で、1年前に終わったと言うが、 数ヶ月前から、好色哀歌元バレーボーイズとタイトルを変えて連載復活。 又、ループの繰り返しかと思ったら、 赤木の家は営んでいた自営業が倒産。 夜逃げして行方不明。 谷口の母さんは、すい臓癌で余命3ヶ月と、 え?エロとコメは? 僕の好きな、エロとコメはどこにいったのさ?
と言う状態になってます。
工業哀歌時代には死んだり生き返ったりしているんだぜ?
ゲラゲラワッハッハが、急にシリアスになるって、 とんち番長かよ!!
※とんち番長とは? 竹熊健太郎・相原コージ著サルでもかける漫画教室内に出てくる作中漫画。 ものすごい大好評を博し、大好評の内に作者は一旦終わらせるが、 編集部の意向で「完」の文字が削除。続きを余儀なくされる。 その結果、それまでの番長との対決云々はなくなり、 ヒロインがキャバクラで働きだす等、物語は急転していく(という設定)。 尚、最終的にはサッカーマンガになり、 試合中、毒電波をキャッチしたとんち番長2世が、電波を受信できないように足を切断。 其処でわれに返るも、もうサッカーは出来ない。 自分の正体がトンチーマンだったことを告げ、いずこかに飛んでいく。
なんか、ギャグマンガが急にリアルに戻るのって卑怯な気がしちゃうんですよね。 急に現実に戻されたような。 切ない感じで。 イオナとか、トラキーヨとか、奇面組とかね。 木更津キャッツアイワールドシリーズの冒頭もそうだね。 キーマンがいなくなることによって、 それまではリアルじゃなかったことがリアルになっちゃうって言うのがね。 どうしてもね。 卑怯と言っているけど、 面白くないわけじゃないんですよ。 ループのエロコメの頃より、今の方が好きです。
けど、ヤングマガジンはトラウママンガ多くなってきたなあ……
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