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2007
/4
/30
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・ハンニバル
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羊たちの沈黙でのハンニバルレクター教授が、 如何にして凶悪殺人犯になったかを描いた映画、 ハンニバル・ライジングを見てきました。
羊たちの沈黙・ハンニバル・レッドドラゴンと、 ハンニバル・レクターの犯罪を描いてきた上で、 何故、彼が凶悪殺人犯になったかというのは、 ぶっちゃけ蛇足だと思っています。
見る前からそう思っていましたし、 見た後もそう思っています。
快楽殺人犯にも殺人を犯すだけの理由があった。 というのは、いかんせんどうもと思うのです。
いや、元からそうであればまだ良いんですけど、 この場合、羊たちの沈黙でのあのレクターの残忍な行動に、 理由が付けられてしまうと、 それは何だか、違くないか?と思ってしまうのです。
そして、この物語が、一つ大きく面白くない理由として、 ハンニバル・レクターは、ハンニバルの時点まで、 五体満足で生きていると言うことなのです。
つまり、この映画で、大きな怪我を負ったり、 死んだり、捕まったりすることが絶対にあり得ないわけですね。
そう考えると、幾らピンチのシーンがあっても、 どうせ切り抜けるんだろ?と言う目で見てしまいます。 (アカギなんかもそうですよね)
しかし、それを除いて考えれば、 結構面白い映画ではあったと思います。 ま、レクターの殺人方法が読みも深みもなくて、 青臭いというのはありますが(過去の話なんだから仕方ないと言えば仕方ないですが)、 それでも、それなりに楽しめます。
ああ、あと、 外人さんの日本感て今でもこうなんだ。 って、思えるシーンがあります。 なんというか、日本人役を中国人がやっているのも、 はやりなんでしょうか?(SAYURIもそうだったよね) 日本人が制作に関わっていたら、 この日本はおかしい!と、誰かが言いそうなものですが。
まあ、ハンニバルレクターのキルビル2って感じでしたね。 見れば、ああ、そうだね。って言って貰えると思います。
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