復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2007 /9 /11
・2日目:孤独の空
 あなたは睡眠が浅いほうだろうか?
 私は基本的に浅いほうである。
 大体、最近は5時間以上連続して眠れない。
 (ま、と言いつつ昨日は流石に疲れてたのか10時間寝てしまったが)
 普段は5時間で目が覚める。
 目覚ましの有無に関わらずである。

 1日目12時ごろに眠りだしたのであるから、
 当然、目が覚めるのは5時である。
 そして、厄介なことに一度目が覚めると、
 しばらく眠れない。
 眠気はあるのだが、眠れなくなるのだ。

 精神的なものもあるし、
 前に少し触れた、レストレスレッグ症候群の所為でもあります。
 これは、足をじっとしていると、むずむずして、
 足をじっとしていられないと言う病気で、
 鉄分が不足するとよくなるそうです。
 友人に話したら感染すなよと言われたこともありますが、
 細菌やウィルスの類ではないので感染りません。

 精神的なものであるという見方もあるみたいですが、
 まあ、この所為で私の眠りは非常に浅いのです。
 又、なかなか寝付けずにいるのです。

 私がこのことを日記に書いたところ、
 同行者もそうなのではないかと言われたことがありますが、
 アレだけすばやく眠れるならその心配は無いと思うんですがね。

 大体床について30分は眠れませんからね。

 まあ、兎に角眠りが浅いわけですよボクは。
 で、5時に目が覚めてしまったわけですが、
 とりあえずすることもないし、
 筋肉少女帯の「新人」を聞くことに。
 2周聞けば7時だし。

 で。7時。

 やっと7時だよ。
 よし、カーテンを開けよう。
 お外はピーカン。
 良いお天気です。
 おらー7時だぞーー。

 大抵の人は此処で目が覚めます。



 が、目を覚ましません。



 部屋はかなりのまぶしさです。
 何故起きないんだ……。

 ふ……ふははは。
 ならばッ!
 音だッ!

 耳元で自分の携帯電話を鳴らしてみます。
 曲は彼からプレゼントして貰った、人として軸がぶれているです。
 音量はマックス!
 どうだッ!
 これでッ!
 目が覚めるだろうッ!



 だが、彼は目を覚まそうとはしない……



 こ……この男……。
 普段はどうやって目を覚ましていると言うのだ。
 こうなったら最後の手段。
 そう、彼は夜中にテレビが見やすいようにと、
 テレビの近くで眠っていたのです。
 そのテレビをつけてしまえば、
 流石の彼も起きるに違いありません。



 スイッチオン。




 ……!?



 無……無反応だとおおおおおおお!!
 音量を上げてみましょう。
 無反応です。
 うなり声すら上げません。
 もう8時間近く眠っているのですよ!この人は。

 ……もう、あきらめました。

 とは言うものの。
 時間は限られている。
 3日目は曇りだそうだし、
 実質沖縄の太陽を楽しめるのは、
 今日しかないって寸法だ。

 さて、どうするね。

 とりあえず、8時になったらゆすって起こそう。
 8時になったので起こすと、眠いから一人で飯食っててとのこと。
 うーむ。と納得はいかなかったものの、
 朝食。

 っていうか、朝食始まる前に115行も文を書いているんだが、
 この旅行記はチャント終わるのだろうか。

 朝食はビュッフェ形式。
 まあ、簡単に言えばバイキングだ。
 なんていうのか……
 寂しいなあ。おい。
 南国の海が見えるホテルでの一人バイキングはよお。



 あれ?このおかゆしょっぺえや。



 と、しょっぱい朝食を後にし、
 部屋に帰るとまだ寝ていたので、
 いい加減むかついたのでたたき起こす。
 で、飯を食いに行かせ、シャワーを浴び、
 なんだかんだで9時半ごろホテル出発。

 美ら海水族館に行きたいと言っていて、
 俺は海に行きたいのなら、じゃあ、別行動でと言われるが、
 まあ、朝食も一人だったし、孤独はちょっと嫌だったので、
 水族館にはどれくらい?と聞くと、30分くらいじゃね?
 と言うので、まあ、それなら一緒に行くか。と行くことを決意。
 行きは私が運転手。
 まあ、向こうで酒飲むかもしれないしね(同行者は酒が飲めません)。
 久しぶりの運転に腕が震えつつ、美ら海水族館に無事到着。
 もちろんBGMは世界が滅んでも2人だけは行きぬくとか、
 田中の嫁が仲直りとかそんなまさに沖縄なさわやかソング♪
 さて、さっくり見て海行くか。



 って美ら海水族館舐めてました。



 広すぎ。
 楽しすぎ。

 30分で見切れるわけねえんですよ。
 結局後半はゆっくり見たがっている同行者を無理からに引っ張るようにして、
 2時間で全て見切る。
 いや、もう、本当そうしないと、
 海に行く時間なくなっちゃうから。

 で、沖縄そばを食べ、
 エメラルドビーチへ。


 同行者は海に入るのが好きではないと言うのは知っていたが、
 前日に水着を忘れたと言い水着を買っていたし、
 ダイビングはしたいという話も聞いていたので、
 何だかんだ言って海に少しくらいは入るだろうと言う予測が大ハズレ。
 彼は、眠いから(←おいっ!)&海に入りたくないから
 と言う理由でビーチでお休み。

 ううむ。
 と思いつつ、海へドボン。
 ブイのある沖まで日本古泳法二重伸しで泳ぎ、
 (中学時代に母校で習う。
  クロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライと泳げるが、
  海で泳ぐ時には伸しは一番楽な泳ぎ方だと思う。
  ところで、二重伸しで検索したら、母校のWikipediaが1番に引っかかるのはどうかと思う)
 そして岸まで流されると言う、
 死ぬほど寂しくなる遊びを一人プレイ。

 周囲には、楽しく遊んでいる大学生グループ。
 カップル。外人カップル。いるかのボートに乗っている女の子達。



 ……一人で遊んでいる俺。



 そういえばこんなこと、おととし、伊豆やハワイでもあったなあ。
 っていうか、俺のともだち海嫌い多いなあ。
 と思いながら、一人、はしゃぐ。

 プラスチックでできた板が浮かべられていて、
 其処に上って、日向ぼっこをしたり、いちゃついたり、とびこんだり、
 皆楽しそうに遊んでいるので、
 俺も、あの板に乗ったら楽しくなるんじゃないかなと、
 板の上に乗る。

 男子大学生(かな?)のグループが上ってきて、
 上ってくる奴を落としたり、
 押すなよ!押すなよ!って言いながら押されたり、
 上らせると見せかけて突き落とす。
 突き落とした奴を突き落とす。
 なんていう遊びをやっていて。
 うわー。
 テンション高いなー。
 楽しそうだなー。
 この板の上で俺、一人ぼっちだよ。
 体育すわりだよ。
 誰か俺も落としてくれねえかなあ。

 そう思っていると、
 不意に体が体育座りのまま海に落ちた。
 ドボン。
 誰かが押してくれたのか?
 そうではない。
 あまりにいたたまれなくなって、
 自分で落ちたのだ。


 涙を海で隠すために、
 自分で落ちたのだ。


 何だこの詩。
 まあ、そんな詩が思い浮かぶほどに孤独な俺にチャンス到来。

 何となく海辺を見ていると、
 一人ではしゃぐ女の子を発見。
 ぬ?
 あれは?

 まさか一人で海を楽しんでいるわけではあるまい。
 声をかけてみようか。



 ……ま。まあ、此処は沖だし。
 岸に付く頃には誰か来るに違いないし。
 う……うん。そうだよね。そうそう。

 でも……

 とうじうじしている間も、ひとり遊びガール。
 これは、……

 ちょっと近づいていこうかと、波に身を任せていたその時!!!!!!



 男登場



 ぺっ!
 ズベ公かよ!

 ファッキンジャップくらい知ってるよ。


 もう、なんだか意味が解りませんが。
 結局男を待っているだけでした。ちえ。
 (まあ、本当に一人でも何にも出来ませんがね)

 まあ、しかし、この女の子、
 結構可愛い子で。
 水着を着ているとポイントダウンという、
 ゆがんだ性癖(※)を持っている俺が可愛いと思ったんだから、
 可愛かったんじゃないんでしょうか。

 ※このことを、知り合いの女性の水着姿というものを、
  小学校卒業以降見ていないから、
  水着と言うものが彼にとって、リアルではないからではないかと、
  良くわからない自己分析をしている。

 で、水着は今までそんなにいいものじゃなかったと思っていたんですが、
 ちょっと考えを改めまして。
 というのは、それからしばらくして、その女の子がさっき話にも出た、
 プラスチック製の板に登ろうとしているのが見えたんですね。
 何ていうんですかね。
 こう、大また開きになっている状況で、
 大またの方向に俺がいるわけですよ。

 そのくせなかなか上れないものだから、
 板に胸がねこう、
 ぽよよーんと。
 いや、まあ、ピンクにする必要も無いわけですが、
 ぽよよーんと。
 ぽよよーんで、大またが俺のほうにズームインですよ。

 うん。
 解ってる。
 ただのエロ親父じゃネエかってことは。



 エロ親父でわるいかーーー!



 まあ、逆切れも済んだことですし、
 俺の水着ポイントも7ポイントほど上がりましたし、
 そろそろ陸に上がります。
 まだ2時間しか経ってません。
 もちろん彼は熟睡中です。

 そろそろ行きましょうかと声をかけ、
 ホテルへゴー!

 夕食は去年も食べた料理屋で取ることに。
 2人しかいないので、ちょっとずつ多種類食べると言う作戦ができず。
 さらに、彼が酒を飲まないため、食が進む進む。
 ビール2杯で僕もほろ酔い加減に。
 これからどうします?
 と、那覇市まで風俗に行きたいという。
 まあ、昨年も一昨年も行った人なので驚きはしませんがね。
 どうせなら俺も行こうかなあと。
 いや、風俗にではなく、那覇市で飲むのもいいかなあと。
 そんなことを思っていたんです。

 が。
 彼が出発しようと言うまさにその時、
 ちょっとしたアクシデントが自分に起こり(伏線)、
 結局私は行けずじまい。

 うーむ。
 ちょっと残念だったなあと。
 そう思って、はたと気付く。



 又孤独だ



 もう寝てしまおうか。眠いし。

 いやいやいやいや。
 ちょっと待て俺。
 俺の経験上、帰ってきたら目が覚めるのは火を見るより明らかだ。
 シャワーを浴びるかもしれない。
 そんなことされたら絶対目が覚める。
 そして朝まで眠れないパターンだ。


 ……いたストでもやるか。


 1時間経過……



 2時間経過……


 3時間経過……


 遅い。
 那覇まで多く見積もって1時間、抜きに1時間として、
 3時間で帰ってこれるだろう!?
 何故帰ってこない!?
 (スロットを打っていたと後に判明)

 仕方ない、
 眠気を維持しつつ転寝するか。
 と、電気を消し横になる。

 10分位してご生還。
 まあ、そして寝る。
 もちろん、彼の寝息を聞きながら。


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