復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2007 /10 /1
・カンボジア3日目&ベトナム1日目
 完全フリー日。
 同行者は遺跡が大好きで、3日目も遺跡を見たいというが、
 正直あまり遺跡に興味のない俺としては、街を見たい。
 遺跡は昨日も見たし。
 ということで、交渉決裂。
 二人違うルートを取ることにしようとするが、
 遺跡を見に行くにはオプショナルツアーを申し込むのが良い。
 でも、オプショナルツアーは1人で申し込むと、
 2倍の値段がかかるのだ。
 と言うわけで、金がかかりすぎると遺跡観光をあきらめる友人。
 俺は、オプショナルツアーの中にある、湖クルーズなら行ってもいい。
 と言うか、行きたい。
 ということで、湖に行くことに。

 湖の名はトンレサップ湖。
 東南アジア最大の湖である。
 昨日とは違うガイドさんに連れられ、
 湖まで車で移動。
 又しても2人のツアー。
 マイノリティなツアーばかり申し込んでいるのか?
 俺たち。

 水上で生活する人々の生活や、
 いけすで飼っているワニなどを見る。
 生まれてから死ぬまで、
 この水上で暮らす人々というのは、
 一体どういう心持ちなのだろうなと思うと同時に、
 ほとんどの家に壁が無く(暑いからか?)、
 プライバシーも何もないなあと妙な感想を抱く。
 夜の営みはどうするんだろう。
 夜の帳が隠してくれるんだろうか。


プライバシーのない生活



どこから来たの?



対岸が見えない糞広い湖



いけすのワニ


 湖クルーズを終え、
 陸に戻ると、子供達が近づいてくる。
 又、何かを売りに来たのかと身構えるが、
 ニコニコと笑いかけてくるだけだ。
 カメラを構えるとポーズを取る。
 みんな良い笑顔だ。


カンボジアボーイズ


 いつの間にか撮ったのか、
 俺らの写真を売りつけようとするおばちゃん登場。
 断り車に乗る。

 車の中で、あの子供達はもしかしたら何か欲しかったのかもしれないな。
 そう思い、やっぱりアメでも持ってくれば良かったと、
 切ない気持ちになる。

 街の市場まで送ってもらい、
 市場の周辺をうろつく。
 市場は、結構衛生的によろしくない感じで、
 腐敗臭なのか発酵臭なのかよくわからない臭いに、
 包まれていた。


ごちゃごちゃしている市場


「この臭いダメ」
 とは同行者の弁。
 確かに凄い臭いの渦だ。
 市場の外は未だ赤土が目立つ道路を車が飛ばしている。
 このシェリムアップという町には、
 信号は5機しかない。それも2004年に設置されたという。
 聞くところに依ると、免許もないという。
 おそるおそる道路を渡り、気がつけば
 風が吹き、赤土が舞い、ほこりっぽい。
 太陽も照りつけ、気付けば服は汗でびしょぬれである。


舞い上がる赤土


 指定のアイスクリーム屋でアイスとコーヒーを貰えるチケットを
 事前に貰っていたのでそこで休むことに。
 と、同行者「チケット無くした」
 ということで、俺だけタダで、
 アイスとコーヒーを堪能。
 同行者は自腹で注文。
 クーラーが非常に良く効いている上、
 何か、壁の一面がソファーになっていて、
 西洋人がそこでノートパソコン相手にインターネット。
 その男性に寄り添う彼女らしき女性×4人。
 なんじゃこりゃ?と思うも、まあ、そう言うところ何だろうと、
 よくわからないまま納得。

 店を出て、又、灼熱地獄。
 暑い。
 汗ダラダラ。
 てくてく歩く。暑い。
 てくてくてく。
 てくてくてく。
 てくてくてく。
 てくてくてく。
 俺のTシャツが半分ほど濡れたところでちょっと休憩。
 公演で休憩。
 と言っても、座ると立てなくなりそうなので、
 俺はゆっくりその公園を一周。
 ここら辺、暑かった記憶しかない。


綺麗な公園


 そろそろ小腹も減ったし(同行者はそうでもないようだったが)、
 何か食おうと、オープンカフェのような店に入る。
 どうも西洋人がオーナーのようで、カンボジア料理が西洋風にアレンジされていて、
 非常に美味。
 カンボジア料理って、何か微妙にひと味足りなかったり多かったりしたのよね。


なぜかこの店にあったWii


 ここで、俺が市場で値段交渉と言う物がしたいと言いだし、
 またまた市場へ。
 特に欲しい物はないんだよなあとふらふら見ていると、
 同行者がふるえている。
 どうした?
 拾い食いでもしたのか?
 と思ってみると、視線の先には箸。
 昨日買ったのと似たような箸がもの凄く安く売られているのだ。

 歩いていると、おじさんに呼び止められる。
 何か、果物とかをさして食べる用の小さなフォークとそれを立てる台を買わないか?と、
 つたない日本語で言ってくる。
 幾ら?と聞くと10$と言う。
 10$と言われたら、5$までは負かりますので、
 1$位から値段交渉を始めてくださいね。
 ガイドさんの言葉が脳裏をよぎる。
 然し、いくら何でも1$は横暴な気がした。
 俺の提示した額は2$。
 カイジだったら利根川さんにバカにされそうな金額だ。
 私だったら1$と言っているとね。

 しかし、横にいた利根川じゃなくて同行者は、
「2$はねえよ。安すぎだろ」とか茶々を入れだした。
 面倒くせえなこいつ。
 1$から交渉しろとガイドさんも言っていただろう?
 そもそも、味方のハズのおまえが店員の味方をしてどうする?
 と、後で問いつめると、
「何となく、茶々入れた方が面白そうだったから」
「え?ガイドそんなこと言ってたっけ?」
 ……もう、17年来のつきあいになるが、
 コイツのこういう時の心境はよくわからん。

 で、コイツは無視して、交渉バトルスタート。
 9$!
 3$!
 8$!
 3$!
 8$!
 4$!
 8$!
 って、おまえ途中から下げてねえじゃねえか。
 もう帰る。
 そうすると、7$まで下げた。
 5$!これ以上はびた一文上げん。
 7$で粘る店員。
 絶対上げないと強気の俺。
 折れる店員。

 YOLYは果物差しwithそれ立てを5$で手に入れた!!

 もう少し粘ればもっと安くなったかもなと思いつつ、
 何かもう、先に行きたそうな同行者もいたし、
 よく考えれば600円ならまあいいかと自分を納得させる。

 で、又街を歩き俺の体がびしょぬれになったので、休憩。
 喫茶店でコーラを飲みながら、この後どうする?と打ち合わせ。
 まだ、飛行機の時間までは2時間ほどあるので、
 マッサージでもしてもらうか。とマッサージ店(エロじゃないよ)へ。

 このマッサージ店、1時間6$というから驚きだ。
 あんた一体時給幾らで働いているのよ。
 コンビニで敬語も正しく使えないでふらふらしている兄ちゃんだって、
 あんた達よりもらっているよ。
 と驚愕しつつ揉んでもらうことに。
 尚、Wikipediaに依ると、
 シェリムアプでの平均月収は30米$だと言う。
 平均月収を初日の夜に平らげたのか……
 うーむ。

 なんだか、俺の体が太っていて固いことを、
 現地の言葉で嘲笑しているらしいのだが、
 解らないから悔しくないモンね。フン。(泣)←泣いてるジャン。

 何か体中色々揉まれて、気持ち良いんだけど痛い。
 特に、皮を引っ張っているような揉み方があって、
 俺が太っているからかもしれないが、皮が痛い。
 後で見たら痣になっていた。
 あと、内腿も揉んでくれるのだが、
 腿の内側をぐいぐい押す。
 ちょっとね、先っぽがおばちゃんの左手を掠めるんですよ。
 おばちゃん内腿に全体重かけてくるわけですよ。
 先っぽがちょっと巻き込まれるわけで。
 いや、それはやめてええええええええええええええええええ。

 まあ、小さくて良かったですよ。
 皮がそんなに余って無くて良かったですけどね。
 凄く怖かったんだからアアアアア。

 で、気持ちよくなって、ホテルに帰り、
 ツアーのオプションでもあるアンコールワットの夕暮れを見て、
 ベトナムに向かうのでした。
 昨日のツアーの人たちも居て、
 若夫婦Aに挨拶したら無視されたり、
 若い女2人(綺麗系)が、今日のガイドさん格好いい。
 最後に写真とってもらおう!
 何て話しているのを聞いたり。
 ああ、そうかあ、俺たち以外はみんな今日も同じツアーなんだよなあ。
 とか、そんな感じで(何が書きたかったのかよくわからなくなってきた)、
 カンボジア編終了。


さよならアンコールワット


 って、終わらないんですよ。
 同行者がホテルで空港券を整理している途中、
 ふと俺が、あの喫茶店のチケットもそこにあるんじゃないの?
 と言ったらそれがビンゴ。
 左ポケットにしまっておくから。と何故か俺に言う。

 何を言って居るんだか。それくらい覚えておけよって言うか、
 もう、二度と使うまい。
 と思っていたのだが、
 バスが空港に着いたとき、
 空港にもその喫茶店の支店があり、
 そこで使用することが可能だという話を聞く。
 チェックインを終え、早速そこで使ってみようと同行者。
 必死にチケットやパスポートの入っている袋をあさっているのを見て、
 俺が放った一言は、
「良いこと教えてあげようか。左ポケット見てごらんよ」
 だった。
 俺に伝えていたのが正解だったわけだ。
 ってそんな正解いらないよ。

 で、早速向かうが、チェックインしている間に閉店。
 結局、その喫茶店で彼が無料アイスを手にすることはなかったのである。完。

 で1時間ほど飛行機に揺られ着いたぜベトナム21:30。
 若い女2人(男前)も同じツアーなのか、一緒にいる。

 そこに、若い女性のガイド。
 いや、実際若いかはよくわからない。
 向こうの人の年齢ってよくわからないんだもん。
 でも、若く見えた。多分若いんじゃないかな。
 名前をマイさんと言う。

 腹ぺこの二人はとりあえず食うところはないかというと、
 日本で言ううどんに似た食べ物、フォー屋があるというので、
 そこに行くことに。

 カンボジアに比べ、電気を使いまくっているので、街は明るく、
 さほど治安も悪くない街なので、外に出ても大丈夫と言われたので、
 (カンボジアでは絶対に外に出ない方が良いと言われてた)
 フォーを食って、そのうまさに驚愕。
 確かに一番高い物(と言っても3$くらいなのだが)ではあったのだが、
 それにしても美味い。
 これは期待できそうだぞ。と思いつつ、ホテルのバーで同行者と二人酒を飲み交わし、
 ベトナム第1夜は更けていくのであった。

 ベトナム旅行記は又明日。



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