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2007
/10
/16
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・ガリレイ
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ガリレオを見る。
一話完結タイプの推理ドラマで、 原作は、直木賞作家でもある、東野圭吾。 福山雅治演ずる物理准教授が物理の知識で オカルトとも思われる事件を 論理的に解決するというお話。
これが面白い。 いや、途中までは、なんだかなと思って見ていたんですよ。 人が人体発火した。何故か。という事件なんだけど、 どうせ適当な現象をこじつけて犯人当てるだけなんだろうなあ。 しかし、福山雅治が白衣を着ていると、堀井岳にしか見えないなあ。 ※堀井岳……古畑任三郎(3期)の犯人の一人。福山雅治が演ずる。 化学研究所所員で、白衣を着ている。 足が悪く、車椅子に乗った状態で、 離れたところに居る同僚を殺害した。 くらいにしか思っていなかったんですよ。
で、犯人逮捕。 うーん。何か、面白みも何もなかったなあ。 と、思って時計を見るとまだ40分。 ん? まだ何かあるのか? と思ったらそこからの展開が面白い。 序盤でちらりと見せていた背景や演出が、 実はすべて伏線だったことが判明するのである。
後半30分の怒涛の展開に、 正直驚愕。
いやあ、実に面白い。
ひとつだけ気になることが。 福山延ずる湯川准教授が、大学の講義をするシーン。 いくらなんでもそれは高校化学……化学だと思っていたが、 よく考えれば物理学者なので物理か。 高校物理だろうというレベルの講義。 (水を構成する原子を学生に聞いていた。よく考えるとそれって中学レベル) さらに、女学生が多い。 というより、女学生しか居ない。 湯川准教授は格好いい(ま、福山だし)という設定なので、 女性がたくさん受けに来ているという構図なのだろうが、 それにしても、理系の授業にあそこまで女性が集まるということがあるのだろうか。
ありえない。
ここで、思考を停止していいものだろうか。 いや、それでは面白くない。 論理的に考えるのだ。 女性が多い。 ということは文系である可能性が高い。 文系の生徒が理系の教科を受けることはあるのか。 ある。 一般教養課程だ。 つまり、彼女たちは文系の学生で、 一般教養課程を受けていたと仮定できる。 ならば、文系大学を受ける者は高校で理系科目、 特に物理化学をまともに受講していない可能性が高い。 (どうしても、楽な生物、地学に走りがちになる) ならば、湯川が生徒たちにわかりやすく、 高校物理を教えていたことにも説明がつく。
私の学校の場合、理系専門大学だったため、 一般教養課程は、ほかの大学から招いていたものだが、 総合大学の場合、校内の教授を使用するのだろう。
なるほど。実に面白い。
まあ、そこまで描かれていないので、 これはただの仮説に過ぎないが、 こうでもなければ、あんなに女性が多い理由がわからない。 女子大でもない(キャンパスに男は居る)ので。 小説版には書かれているのだろうか。 全話見終えたら小説にも手を出してみるかな。 設定は微妙に違うらしいが。
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