復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2010 /7 /22
・怖い話4
では私も怖い話を。

昔とある地方都市で運送会社に勤めていました。
地元では有名な百貨店の配送を請け負っていまして、
アルバイトを30〜40人使って搬入作業をしていた時の話です。
バイト代はイイはずなんですが、仕事がキツいせいか定着率が悪い現場でした。
百貨店の商品搬入は基本的に営業終了後に行われます。
当時、地元のプロ野球チームがリーグ優勝して、記念セールをやっていました。
私たち管理職もアルバイトに混ざって深夜の搬入を手伝っていまして、
最上階の子供用品売り場に荷物を持っていった時の事です。
店舗側とあらかじめ決めておいた場所に荷物をおいていきました。
その週は子供用品売り場はベビーカーフェアをやっており、
いろんなベビーカーが展示されていました。
台車を押しながら最後の搬入をしていたら『カラカラ、キリキリ』と音がしたような気がしました。
んっ?と思い振り返ると何か違和感があるものの変わった様子はありません。
いやあったのですがその時は気がつきませんでした。
とにかくいそがしかったので気にしてられません。
これでこのフロアの搬入は終わりだな、と思っていると『カラカラ、キリキリ』と音がしました。
出た。
そう思いました。
直感です。
私は霊感などは無く、それまで見た事や感じた事すらありません。
そんな私がヤバイ雰囲気を感じていました。
おそるおそる振り返ると何もありません。
何もいません。
で・す・が、気づいてしまいました。
ベビーカー達がすべてこっちを向いています。
たしか反対側に向いていたハズなのに……。
そう思うと恐怖しか感じませんでした。
それからはずっと『カラカラ・キリキリ』が聞こえてきます。
もうすぐで配達が終わる時、勇気をだしてチョット振り向いてみました。
もうダメです。
私が通ってきた通路にベビーカーが一直線に並んでいます。
後ろをついてきてるんです。
汗が止まりません。
展示してあるベビーカーを見ると明らかに私の方に向いています。
さっきと方向が変わっています。
常に私の方を向いているのです。
残っていた荷物をその場に降ろし、エレベーターに向かいました。
待っている間もカラカラキリキリが鳴り止みません。
やっと到着したエレベーターに乗り込み、後ろを見ないで適当に別のフロアを連打しました。
扉がちゃんと閉まりかける直前にはっきりと聞こえました。
『また来てね』子供の声で。
事務所に戻ると、自分の顔色にビビリました。
真っ白です。
悪いと思いましたがさすがに早退しましたよ。
後日、一番古いアルバイトに『最上階ヤバくね?』と言うと
『○○さん、くわしく話せませんが夜間搬入の最上階はヤメたほうがイイですよ。
新人アルバイトが続かないのは最上階のせいですよ。』そのバイト君は続けてこう言いました。
『また来てねって言われてもね?行けないでしょ?』私は『うん。行けない。』と答えておきました。
それ以来、担当をはずれてその百貨店に買い物に行っても最上階には行ってません。
その百貨店は現在も営業していますし、地元の人に愛されています。

ふー、これマジなんですよね。YOLYさん。
どうでしたか?怖いですか?
この百貨店ではこんな事日常茶飯事だそうです。ちょっと長かったですか?
支離滅裂の文章なので適当に編集・脚色されてくださいませ。お疲れ様でございました。


 怖いよー。
 何が怖いって、
 このメール、改行無しに一気に書かれていて、
 いや、そのことも怖いんですが、
 自分のプログラムがそんなに長い行に対応していなかったので、
 途中から文字化けしてたことが一番怖かったです(笑)


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