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2005
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どくそ
『メモリアノイズの流転現象』(上遠野浩平) ジャンル分けが難しい作品。 言葉がかっこいい。 僕もソウル・ドロップを奪われないように注意しないと。
『とり残されて』(宮部みゆき) ちょっと不思議な短編集。 ホラー要素もあり。 怖い。
『インストール』(綿矢りさ) 天才少女の作品を読んでみようと思った訳よ。 芥川賞をゲットしたっていうからどんな文体だろうと思っていたら いかにも女子高生が書いたというような文章。 正直,好きになれなかった。 ところが,解説の人は完璧な日本語だと褒め称えている。 高校生が書いた割には完璧という意味ではなく, 一般的に見て完璧だと…。 ほんとか? 話はすごく短い。 大きな文字の文庫で130ページほど。 正直期待したほどは面白くなかった。 『蹴りたい背中』も読んでみるけどさ。
『なみだ特捜班におまかせ!』(鯨統一郎) 強引な推理。 パターン化した短編の連なり。 でも読んじゃうんだよね,この人。
『森博嗣のTOOL BOX』(森博嗣) 日経パソコンという書店では売っていない雑誌に連載されたもの。 ネットで定期購読ができる。 僕はそれを知らずに書店で探し回りましたよ。 道具がいかに大切かということを説いた本。 プロほどいい(高級な)道具を使って実は楽をしているなど, やはり人とは違った視点が数多くあり面白い。
『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹) 村上春樹の初期の短編を集めたもの。 短編としてのまとまりはなく,寄せ集め的なイメージ。 あまり感動はなかった。
『海峡の光』(辻仁成) 職業柄,無関係ではない話。 刑務所の看守と受刑者の話。 受刑者は子供時代に看守をいじめていた人物だった。 芥川賞受賞作。 久しぶりに文学のすごみを味わった。
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