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2009
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ベスト・ファイブ
第5位 モダンタイムス(伊坂幸太郎)
世間では『ゴールデンスランバー』の方が評価が高いようですが, 僕はこちらの方が好きですね。 特定の言葉を検索すると危険に襲われる。 そんな設定だけで十分面白いです。 伊坂幸太郎は執筆も早いし,2009年も楽しませてくれるでしょう。
第4位 チーム・バチスタの栄光(海堂尊)
久しぶりに面白いミステリを読みました。 しかし,推理小説ではないですね(専門知識がないと真相看破は無理)。 でも面白いのでよいです。 作者は日本が死因不明社会であることを訴えたかったようですが。 心不全っていうのは死因不明と同義なんですってね。 つまり,死因をきちっと特定するというシステムが日本にはない。 考えてみたら怖い話です。 でも,厚労省もなんかの委員会を設置したみたいで, 作者の訴えも届きつつあるのかな?
第3位 君たちはどう生きるか(吉野源三郎)
若者向けの小説とエッセイの中間のようなもの? 小学生の時に塾の課題図書に指定されていて読んだものの再読。 小学生には少し難しいと思います。 20年近く振りに読んでも読み応えがありました。 中学生くらいで読むのが適当かと。 さて,どう生きましょうか?
第2位 博士,質問があります!(森博嗣)
森博嗣による理系小話(?)のような本。 どうして自転車は倒れないのか? 鏡はどうして左右だけ逆になるのか? みたいな話がごく簡単な文章とイラストで解説されています。 鏡と左右反転の問題は,色々調べてみたけど納得できる解説はないですね。 ネットでも調べてみたことがあったんですけどね。 森博嗣の解説も分かったような分からないような。 いつか心から納得できる日が来るでしょうか?
第1位 ブラックペアン1988(海堂尊)
堂々の第1位は海堂尊の『ブラックペアン1988』です。 医者の凄味が力強く描かれています。 外科医の体育会系的な日常も迫力がありました。 僕も網膜剥離の手術で入院した時, 教授に怒鳴られてるインターンを見ました。 一人前の医者になるのは大変なんでしょうね。 でも,手術中に怒られていたのは不安になったなあ。 ペアンは止血鉗子の一種。 教授が手術の際に使わないのに用意するブラックペアン。 その意味の重さが明かされた時の興奮は忘れません。
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