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2003
/7
/11
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・12歳
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14歳という漫画があったなあ。 まあ、世間が騒いでるので、テレビなんかを見ていると、こいつら・・バカか? と思ってしまうような人がいっぱい居るのである。
確かに、殺人はいけない。少年法が彼を守るのもなんかおかしいと思う。まあ、そこいら辺は、どうだっていい。いろいろ思うところは在るが、こんなところに書くことじゃあない。
問題は、 「12歳だからって少年法が適用されて罪にならないのはおかしい。極刑に処すべきだ。」 と言っている人が居るということです。まあ、殺されたお子さんのご両親がそういったコメントを残していることに対しては、遺恨の意も在るでしょうから、まあ、いいとしてもだ。どうも勘違いしている人が多いような気がするのだが、
あの事件では12歳でなくても極刑(=死刑)には絶対ならない。
と断言したい。12歳だから極刑にならないのが問題だと思っている風な人が多いのだが、12歳だから実刑にならないのが問題なのだ。 因みに刑法によれば、殺人は「 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは三年以上の懲役に処する。 」とある。ほーらやっぱり殺人者は死刑になるんじゃん。と思った人は新聞をよく読んだほうがいい。
今、日本で死刑になるには殺人だけでは駄目である。まあ、今回は誘拐もついているが、初犯の人間が、計画性も無く、一人を殺しただけではおそらく死刑になるまい。いや、無期になるかも怪しいところである。せいぜい懲役15年といったところではないだろうか。もちろん、死体遺棄と、誘拐をあわせてである。
かつて、ピアノの音がうるさいからと隣家の幼子を2人殺害し、その母親をも刺殺した男の懲役が15年だったことを考えると、幼い子供の命を奪ったから罪が重いということは多少なりとも在るかもしれないが、そこまでの決め手にはなら無いんじゃあないかな。(まあ、この事件の場合、自首してきたということ、心神喪失状態だったことなどが刑を軽減させたというのもあるのだろうが。)
どうなん?S(裁判所勤務)?
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