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2003
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/17
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・あと、2日
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-踊る大捜査線封切りまで
くそお、コナンの予想外れてたよ・・。(2003年7月2日(水曜日)参照)
まあ、それはそれ。
最近というか、ずっと京極夏彦にはまっているのだが、「嗤う伊右衛門」にこんな一節が。
「いいえ−その、何と申しましてもにょ、」
にょ? 京極はん、狼藉が過ぎますぞ!!
とおもったら、
「いいえ−その、何と申しましてもにょ、女房殿が」
ああ、なんだ。どもっただけか・・ってまあ、それだけなんですけどね。
ええ!?「嗤う伊右衛門」映画化!? 昔ゝ。 いつもと同じ朝、権兵衛は、御隠居のところへいつものように雑談をしにやってきた。権兵衛は職も、名も無く、其れでは生きていくのに辛かろうと、世話好きのご隠居が面白き話をしてくれるのならば賃金を与えようと、其れにしても名がないのはちと呼び難し。為らばと、権兵衛と言う名前を与えたのが先月の初め。今日に至るまでこの権兵衛、毎日ゝゝどこで仕入れて来たのやも知れぬ面白き話をすれど、近隣の者達曰く、何故故に、あのような不法者を放置しておくのかとそういう噂が流布していた。 其の日も権兵衛、いつものように語り始める。 「今日の朝のことだけど、魚屋の親父が・・・」 言い始めて翁、左手で言葉をさえぎり、 「これ、権兵衛、今日の朝で今朝と成る。」 と謂いけるも、遇にして傍耳を立てていた小間使い、これを聞き間違え、 「京の麻で袈裟と成る」 と勘違い。翁は僧侶になる気か。はたまた権兵衛も改心して出家するかと、この小間使い、噂好きなもので方々に言いふらしたため、結局のところ権兵衛、僧に成らざるをえず、僧となりて世間を救うた。昔ゝの物語。
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