復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2003 /11 /22
・凡庸な日々
 矢張り、日々と云う物は凡庸である方が良い。
 昼過ぎに床より起きる。
 今日も会社に行かなければならないということを考え、厭な気分になるも、此れも業かと諦め、遅めの昼食を取る。
 両親はをらず、冷蔵庫の中には何もなく、嗚呼、又しても乾燥麺か。等と考えていたように思う。
 会社に行かねばならぬのに、食すらまともに取れないというのはげに哀しきことだなあ。
 そう、思いながら、ふと、両親から自分に向けて書置きがあることに気付く。

 内容は、相談したい事がある、至急連絡されたし。とのこと。
 一体如何様な内容かと思い電話をかける。
 最近、連絡があるときには誰それが病状に伏した等の厭な内容である。
 御歳廿伍歳。かのような年月を重ねれば、そういった出来事も多くなってくるのか。
 厭な思いをするのは嫌だが、それを嫌がってもいられまい。
 数度の呼び出しの後、留守番電話に接続されたので切る。
 二度かけるほどでもないなと、冷凍庫内に発見した冷凍食品を解凍中、折り返しの入電。

 如何したのか、と問うと、電話では何だから、今から家に帰る。
 半刻程待てないかと言われるが、すでに会社に行く予定時刻を半刻程超過している。
 流石にそれは無理だと言うと、水曜日の午前は暇かと問うて来る。
 矢張りそういった用事なのだろうか。見舞いだのそういったことなのかと思い、
 会社が忙しいが、用件次第なら手伝えぬこともない。とりあえず用件を申し候。と謂うに、
 先日車を買った折にと申しはじめる。
 此れは、そうか、車の代金を幾らかでも自分に払わせようと言う魂胆か。
 然し、金はさほどない。まあ、親孝行と思い、積み立てを幾らか払うのも又良しか。
 そのような思案が脳を巡った。

 が、然し。
 てておやの申すこと、甚だ理解に苦しむこと也。
 車は知り合いからかった模様なのだが、
 その知り合いの娘と言うのが奴吾を気に入ったらしいのだ。

 で、水曜にあえないかと。

 ・・・

 ・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 てておやさま!!
 否、もう、現代仮名遣いに戻す!!

 親父!!
 あんたバカだろ?

 あんたの息子はなあ!!
 男色なんだよ!!

 いや、違う。
 女好きだがなあ!!
 会社員なんだよ!!
 この毎日毎日終電で帰宅してるあんたの息子がどうやったら水曜日に会社を遅刻できよう(いや、できない)

 よしんば出来たとして。
 にぢゅうごねんかんも一緒に暮らしていて俺の性格がわかってなさ過ぎる。
 おれは、人見知りの激しい少・・ん・・。青年何だよおぉぉぉぉ。
 まだ友人がいる、酒が飲める合コンとかなら何とかなるかもしれないが・・。
 (それでさえ何とかならなかったためしのほうが多いけど・・。)
 素面で、親の前で、知らない女の人と何を話せと言うのだ?
 (別に素面だって酔っているようなもんだが。)

 第一、会ってもいないのに俺の何を気にいったと謂うのだ。
 よしんば、ててさまが、息子を持ち上げてたとして・・・
 行くのは金髪のデヴだぞ。
 デヴはまあ、仕方がないとして、
 金髪だぞ。
 社会人の癖に。
 何か「助けると思って」とか謂ってたが、
 俺が行った方が話はこじれるような気がします。

 まあ、そんな事って本当にあるんだと思った秋の麗らかな午後でした。

 然し・・そんなに不憫に見えるのかな・・俺。
 どうせ、君たちは勿体ねえやっとけよ、そんで合コン開けよとか謂うんだろう・・。
 (しがらみ)・・・か。

 何かあったら・・つづく・・・かも


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