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2005
/2
/17
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・豆腐小僧シリーズ
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豆腐小僧双六道中ふりだし
これも妖怪ものなのだが、 ちょっと違うのは、これは本物の妖怪が主人公。
とはいえ、基本的には妖怪の存在は認めても、 妖怪がそこにいるということはないという(あーややこしい)京極先生。 結構複雑な話で。
例えば、あの女は狐に憑かれているねえと、 誰かが言ったとすれば、 そこには狐という妖怪が存在すると言うことになるが、 物理学的に言えば、そこには陽子も中性子も原子もクオークも増えたわけではない。 しかし、狐は存在するという話。
この狐がしゃべったりするのだが、 これがどうにも。 別に狐が憑いたところで狐は何をするわけでもなく、 その娘が例えば倒れたら、しかし、それは狐の仕業にされるわけで、 それを狐が行ったことになる(=狐がそれを行う) と言うようなやり取りが延々続く。
凄くうまく説明できない。
まあ、読んでみろと言うことで。
現在、IN POCKETにて続編(豆腐小僧双六道中)連載中。
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