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2005
/7
/25
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・世界の始まり
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漠然と世界の始まりについて考えてみる。
ん?ああ、なるほどね。そうだったのか。
それはそれとして、
クロマティ高校は、モーニングとレイトショーしかないって言うんで、 レイトショーを見に行ったわけですよ。
で、まあ、会社が新宿にあって、 映画館が渋谷で、 開演が21:20で、仕事が終わったのが20:00だから、
歩くか。
そう思ったのが運のつきですよ。 Do・シャブリーですよ。 日本語に直せば、 土砂降りですよ。
豪雨豪雨。

パンツの仲間でびしょぬれだ!
って言うCMがありましたけど、 もちろん、パンツの中には仲間由紀恵が、 おれの×××にむしゃぶりついているわけなんですけど、 もう、わかったよ誤字だよ誤字。
パンツの中までですね。
いやあ、もう、すごい濡れ濡れで。 本当に、コレで映画館は入れるのかなってくらい。 いや、入れたんですけど。 あれ、よく入れたなあ。 映画終わっても服乾いてなかったし、 髪の毛半がわきだったしなあ。
まあ、ともかく、ぬれねずみインザハウス…てまあ、外にいたんですけど、 そういった状況で歩いてたわけですよ。 しかも、一寸ギリギリ(アウト)かなーくらいのペースだったんで早足で。
すると、豪雨の中、 僕を呼ぶ声が、
そこの人…
ああ、妄想かな… と思ったら、一台の車が止まったのです。

黒い車が、僕の前に止まり、ゆっくりとウインドウが開きます。
ちょっと、いいかな?
おじさんが僕を呼び止めます。 といっても、僕は渋谷に明るくないので、 道を聞かれても困ります。
道を聞きたいんじゃないんだ。
心を読まれたのでしょうか…。 ま…まさか…この男…
新手のスタンド使いか!?
って、まあ、続かないんですけど。
そのおじさん、二つの箱を取り出す。 大きいつづらと小さいつづら、どっちがいいかね。 勿論欲張りばあさん、大きいつづらを選びます。 中からはお化けがたくさん出てきて、 欲張りなおばあさんは欲張りはいけないなあと思いました。 とっぴんぱらりのぷう。
って、終わっちゃいましたよ。 だれですか?欲張りばあさん。
うそを織り交ぜながら話すので話がややこしくなっていけねえや。 おう、ハチ。そのうそ、くるっとまわしてぷっとやっちまいな。 そうそう、そうじゃあねえよ。 こうやってくるっとまわして、ほら、やってみろって。 おめえは本当に不器用だなあ。 この、うそのケツのアナのところからぷっと息をさ。 そうそう、ああ、何やってるんだよ。 そこは、耳の穴じゃねえか。 まあいいや、話はなんだっけっか。
ああ、そうだ。 おじさんが箱を取り出したところだったな。 なにやらおじさんが言うには、
これは、西武でのイベントで余った品だ。 コッチの時計は20万。 コッチのネックレスは7万はする代物。 本当はおじさんの懐に着服しようと思うのだが、 今から出張に行かなきゃ行けない。 出張先に着服物を持っていくわけにも行かないし、 この車の中においておくわけにも行かない。 ついては、この二つの品物を受け取ってはくれまいか。
…
…
…あのー。
なんか、突っ込みどころ満載のストーリーなんですが。 で、どうくる? その物を渡して、俺の連絡先を聞いて、 アレはやっぱり価値あるものだから金を返せと来るか? それとも、―
思っているとやっぱり来た。
ただ、コレだけの品物をただで渡すのはちょいとアレだ。 今夜の飲み代くらいは払って欲しいなあ。 おう、坊主、いくら持っているんだ。
いや、いくら持っているったってねえ。 あんた、そんな簡単な詐欺で俺がだまされると思っているのかね。 つーか、昔からこの手の人に良く引っかかるんですが、 そんなに、まぬけ面ですか?
…ですか?
まあ、財布を今もってねえとか言って帰ろうとすると、 下ろしてでもどうかね。ときたので、 ああ、キャッシュカードも持ってませんからと、 それより、映画が始まる時間なんだよと。 ひょうひょうと逃げてきましたけどね。
… …でも、 …あれ…ホンモノだったら…
…よそう、又、夢になる。
※追記:やっぱりよくある詐欺の手口とのこと。引っかかる人も居るのねえ。
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