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2005
/11
/29
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・シザーハンズ
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←にちょっとかいてますが、 ハサミ男という映画を前売りチケットまで買ったのに 仕事が忙しくて見にいけず、上映が終了していて。
先日DVDが出たので、レンタルしてみてみたのですけど、
……うーーーーん。
いや、わかるんですけどね。 このハサミ男って、もともと推理小説で、
連続殺人鬼であるハサミ男が、 とある女の子を殺そうと物色していると、 その女の子が自分以外の何者かに殺されてしまう。
偽のハサミ男を追うハサミ男と、 ハサミ男を捜す警察の話なのですね、
犯人は誰なのか?と、 本物のハサミ男は誰なのか?がこの小説のキモなのです。
なので、映像にすると、本物のハサミ男が誰なのか すぐにわかってしまうため、それはどうなるのだろうと。
まあ、少しストーリーを改変することによって、 そこら辺は上手く解決できている感じでしたけど、
最後にハサミ男の過去が語られるんですけど、 それはなくて良いなあと。 小説では、ハサミ男は最後まで「よくわからないやつ」で終わるんですけど、 そのおかげで、エンディングが生きてくると思うんですよ。 でも、映画版の終わりだと、 過去を解体することによって ハサミ男が「人間」になってしまうので そうすると、あの終わりではダメだろうと。
まあ、そうするしかないのかもしれないですけど。 そうするしかないのかもしれないのなら、 小説を映画にするのはやめた方が良いと思うんですよね。
小説の映画化といえば――
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