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2005
/11
/29
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・乱歩地獄
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乱歩地獄を見てきました。 「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」のオムニバス。 全てに、浅野忠信がでてます。 監督は全部違います。
・火星の運河
コレは、読んだことが無い話。 サイレントムーヴィーで、何が起きているのかさっぱり判らず。 映画を見終わった後に、本屋に向かい、 光文社文庫で、江戸川乱歩全集が出ていたうえ、 3巻:陰獣に、「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」が収録されていたので購入。 読んでみると、この話が一番原作に即していたから驚き。
・鏡地獄
コレは知っていた。 乱歩の映画というと、乱歩=芸術の位置にあるような気がするので、 あまり観にいかないのだ。 僕としては、乱歩=娯楽なのです。
鏡地獄は実相寺監督。 コレもまた、芸医術を目指しているのかなあという感じに話が進んでいくのだが、 殺人事件が発生していきなり明智小五郎が登場したり、 (原作には登場しないというかそもそも殺人自体無い) そのトリックがTRICKもビックリなほどの トンデモなトリックだったり。
※後で調べたところ、実相寺監督は乱歩の映画を何本か撮っており、 そこにはほぼ必ず明智が登場。 又、この殺害トリックも過去の実相寺作品に登場したものらしい。
・芋虫
乱歩=芸術なだけでいつも拒否していた私が なぜ、乱歩地獄は観にいこうかと思ったかというと、 浅野忠信と、この芋虫が収録されていたから。
芋虫はトラウマ小説だよなあ。 まあ、映画は又明智小五郎や、 怪人二十面相や、パノラマ島(多分)、屋根裏の散歩者が登場して、 なんだかなあと。
・蟲
未読。 結構原作に忠実らしい。 何処までが現実で、何処までが妄想なのかわからなくなる。 緒川たまきが凄いことになってる。 この話だけオッパイが無いんだよなあ。 せっかく緒川たまきのオッパイ見れるかと思ったのに(どうでもいい)。
・総評
やっぱり、乱歩=芸術なのかなあと。 それより、原作が見たくて買った光文社文庫の乱歩全集が 細かいネタ(初出の表記とか)も網羅されてていい感じなので、 ちょっと集めてみようかなあと思った。
ところで、実相寺監督といえば――
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