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2006
/2
/11
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・超ホームシック
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※●は、写真です。新しいウインドウが開いて表示されます。
これが書けていると言うことは作戦成功です。 作戦というのは、iPodにテキストファイルを保存して、 ホテルのマシンで開いてコピー&ペーストするという、 超、強引な作戦です。
行けるといいな。
以下は、昨夜泣きながら書いた日記です。
今日や、明日のことは明後日、パリで書くと思います。 それでは。
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えーと、イタリアに着きました。 現地時間で2月10日23時です。 ジャパンタイムだと2月11日7時です。
ローマは怖いねえ。 いきなりぼられました。
まあ、おいおい書いて行きます。
成田を日本時間の9時に出発。 パリについたのが、13時。 時差が8時間なので、12時間飛行機に乗っていたことになります。 パリまではよかったんですよ。 日本からの飛行機だから、日本語での説明もあるし、スッチーも日本語話してくれます。
パリからはもう、完全に治外法権ですね。 治外法権と言う言い方はどうかと思いますけど。
パリの空港で、とりあえずメールがチェックしたかったんですよ。 日記にも書いていますが、内定の決まっている会社から何かしら連絡があると困りますし。
無線LANを試してみたんですが、案の定ダメで。 (でも、成田だと使えたんだよなあ。不思議)
公衆インターネットを見つけたんで、やってみようと思ったんですが、 コインとカードしか受け付けてないんですね。 持っているのは札のみ。
こりゃあ困ったなあと、両替機を探すもそんなモノはない。 ジュースの自販機を見つけ、喜ぶも、札を入れる場所がない。 仕方なしに、売店で欲しくもないチョコレートを購入。 何とかコインをゲット。
コインを投入するも、 お金を入れてくださいの表示。
なんだそりゃ。
なんだか、空港案内のサイトは見られるんですけど、 ほかのサイトに行けない。 どうも、ほかのサイトに行くには、カードが必要な様子。
なんだそりゃ。
1.5ユーロ投入して、何もできず。 チョコを含め合計4ユーロくらいの損失。
ふう……。
そこからイタリアへの飛行機に乗り換え。 ここから、日本語は使えず。 搭乗手続きをしようとすると、横によけられる。 何か言ってるんだけど、さっぱり解らず。
「Can you speak English?」
なんだそりゃ?宇多田の歌か? ってちがう。それくらいは解る。
で、「A little」って答えたら何故か爆笑。
ついでに横にいる客まで笑っているのだが、 何言ってるかわかんないので、全く悔しくない。
なんだか、次の飛行機がどうたらといっているようなので、 あれ?乗る飛行機間違えたか。 「Next?」というと、大きくうなずかれたので、 ああ、やっぱり次なのかと思ったら、発券。 乗る飛行機はやはり間違えてなかった。 ああ、もうさっぱり訳がわからない。
搭乗し、席を探すと、隣には可憐な女の子が。 席に座ろうとするとにこりとほほえみかけてくれる。 ん?この子は、俺に気があるのか日本人なのか? そう思って、話しかけようかなあと、心の中に強く思う。 何か一個でも日本人だという確固たる証拠さえあれば、 話しかけようと思うも、
その後一言も日本語は発せず、 フライトアテンダントに、イタリア語で話しかけられたときも、 困りましたねえという表情はしたモノの、無言。 飲み物のサーヴィスの時は、 俺が、「ビア」といったつもりが、「コーラ」が出てきているというのに、 きれいな発音でオレンジジュースというし、 これが、日本語のオレンジジュースなら、日本人だ!!と決めつけますよ。 手にクリームを塗りだしたときは、そのクリームのメーカーは……。 どうやら、欧米製。 (やっていることはかんぜんにストーカーですね) 降りるとき、荷物に手が届かなそうだったので手伝ってあげたときも、 会釈はするモノの、無言。
結局、彼女が日本人かどうかは、解らぬまま、ローマ到着。
ローマ到着といっても、 日本の入り口が成田にあるように、 ローマからは少し離れているんですね。
そこからタクシーでローマまでは50ユーロほどかかるらしいので、 少し怖いけど、電車で行くことにしました。(電車だと9.5ユーロ)
とはいえ、ローマの中心部にある、テルミナ駅までは電車で行っても、 そこからホテルまでは結構あります。 ここは、タクシーを使いましょう。
おそらく10ユーロもかからないはずです。
……本当なら。
駅前で待っていると、5人くらいに、 「タクシー?タクシー?」とか、「ワ・タ・シ」とか、話かけられましたが、 徹底無視です。話しかけてくる奴らはボリタクシーだと書いてありました。 しかし、一人の男がいくら無視してもしつこい。「No,No Thank you」と言っても、 「もう、このあたりにはタクシーこないよ(英語)」とか、 「10ユーロオンリー、オフィシャルタクシー、ノープロブレム」とか、 話しかけてきます。自分でノープロブレムというやつほど、プロブレムなやつもいません。
徹底無視。 ガイドブックに書いてある、正規のタクシーがくるまで待つ。
と待ってたんですけどなかなか来ず。 どうしようかなーとうろついていると、又さっきのおじさん。 の後ろにはどうやら正規のタクシー。 あれ、じゃあ、本当にこのおじさん正規のタクシー会社の人だったのかな。 それとも、そういう風に言っているだけか。
怪しみながら、タクシーに乗車。 ホテルを見せると、OK,まかせとけ的なメッセージ。 と同時に、フルアクセル!! 明らかに地図と逆方向!! しまった、遠回りされる!! ま、まあ、10ユーロだと言ってたし……
ってね。 おれも、お人好しだよなあ。
相当遠回りしてホテル到着。 荒っぽい運転、狭い道、飛び出す人など、 ある意味アトラクションを楽しめたし、 メータ回してないのは10ユーロだからで……
運転手、ホテルに着くやボタンを押すとメータが表示される。 「フォーティーエイト(48ユーロ)」 ここで、おかしいぞ!おいコラ!と言えばよかったんですが、 幸せ馬鹿の僕は、「フォー点エイト(4.8)」と言っていると思ってしまったんですね。 何で、イタリア人が点なんて日本語使うんだよ。 その上、お馬鹿なことに、ポケットに50ユーロ札しか入ってなかったんです。
こっちは、4.8ユーロだと思っているから、 まあ、これでお釣りちょうだい、と、50ユーロ札を出す。
運転手の手の中でそれが10ユーロ札にすり替わる。
「テンユーロ!テンユーロ!」
運転手は、おまえ48ユーロだっていっているのに、10ユーロしか払ってねえぞ。 と、因縁を付けてきてたんですね。 でも、じつは、まだ、この極楽とんぼは気づいてません。
50ユーロ札だと、お釣りが大変だから10ユーロ札で払えと言っているのかな?
なんて思ってます。
どうも話がかみ合わない。 そりゃそうだ。 まさか、2重にぼられようとしているなんて思ってもないわけです。 1重も気づいてないんです。
で、は。っと気づいた。 藤子不二雄A短編集にあった!! お金をすり替えて、たりねーぞと言って多くもらう詐欺が。 それか。今畜生。
……ん? まてよ。 10ユーロだと足りないだとおおおおおおおお。
こ……こいつ、48ユーロ要求してきて、 その上、すり替え詐欺まではたらこうって言うのか!! (ここで気づいた) 何をするだあああああああ!!
とりあえず、「50 euro,50 euro, I take you 50 euro(なんか変な言い方)」 と、言い続けてたら、1.3ユーロくらい返してくれました。 それで、こう、ホテルの前で、 ふう、とりあえず勝った……勝ってねえ!! と言うことに気づき呆然。
ローマは本当に怖いところだよ。
ホテルでくつろぎながら、 インターネット喫茶を探してとりあえずメールが見たいなあ。 あと、夕飯食べよう。
そう思い、ホテルの外へ。 インターネット喫茶全く見つからず。
キイイイイイイイ!
事前にネットで調べたときには、 結構あちこちにあるみたいなことが書いてあったのに。 20時(現地時間)だからか? 結構店も閉まってたしなあ。
レストランは腐るほどある。 全部イタリアンなんだよなあ。 当然なのかもしれないけど。 外に書いてあったニューに日本語訳がついているレストランに入る。
ペンネが、ペン風パスタとなっていておもしろかったので、 (あと、何だったのパスタが、細きしめんと訳されてた) まあ、聞いたことあるしと、ペンネ=アラビアータを注文。
飲み物はいるか、サラダはいるか、水にはガス(炭酸かな?)はいれるか。 ワインはいるか、などと、いろいろ付けてこようとするので、 とりあえず、水withoutガスと、赤ワインを注文。 で、食前にパン登場。もちろん、これにもペイがかかります。 食事後。「Good?」と聞いてきたので「Very Good」と返す。 まあ、うまかったけど日本でも食えない味じゃないな。 で、ティラミスとカプチーノはいらないかと聞いてきたので、 とりあえずイエスと答えたら、ティラミスがかなりの美味で感激。 で、うーんいろいろ食べ過ぎちゃったなあ。 お金結構かかるんだろうなあ。
……
……
……
……えっと、お会計ってなんて言うんだ……
食事後10分くらいぼーっとする。 何回かウエイターと目があって、お会計を……。 という、視線を送るが、笑顔を返してくれるだけで、 何も解っちゃいねえ。
数回の視線あわせの後、どうやらやっと解ってくれたらしく、 何かを書くふりをしてきたので、多分それ。と思い、イエスと答える。
……
……
……
……
……ワインが回ってきて眠いよおおお。まだあ。
は。まさか……ローマだけに、終わりがないのが終わり……。
と、思って思って思い切った頃に、会計。
パン 1.55ユーロ クラッカー(今、レシート見て気づいた。おいてあったけど食ってないのに……)2.07ユーロ ワイン 4.5ユーロ ペンネ 6.20ユーロ ティラミス 4.65ユーロ カプチーノ 2.07ユーロ
合計 21.04ユーロ(約3,000円)
高っ! 一食三千円かよ。 まあ、これはそれなりにおいしかったからいいけどさあ。
ああ、そうそう。 こっちの店って、見送りはしないのね。 会計したら勝手に帰りやがれっていう。 お釣りだけ渡されてどうしよう。って思っちゃったもん。
で、ホテルに帰って、明日にでもフロントでネットカフェの場所でも聞くかと思ったら、 ロビーから鍵盤を打つ音。 若い女の子がなにやら必死に書いている。 ……ん? あれ? グーグルじゃねえ?
おお。あんなところに、ネットが。 この子早くやめないかなあ。 そう思って10分ほど、その子の後ろをうろうろするもやめる気配がない。 もしかしたら、このホテルのサーバー管理の人なのか。 (ロビーではやらないだろうけど) フロントで聞いてみたら、 どうやらお金(30分3ユーロ)を払って使っている模様。
じゃあ俺も金払うよ。と、札を取り出すと、拒否。 コイン以外は受け付けませんとのこと。 うーん。やっぱり欧米の文化はよくわからん。 ポケットを探ると、ちょうど3ユーロがあったので、 カードを購入。ここにかかれているシリアルを打ち込むと、使えるようになるのだとか。
ログイン。 メールチェック。 やっぱり、内定先の会社からメール。 …………来てくれとか、何かを送ってくれとかだったら困るなあと思っていたが、 特にそういうことはかかれておらず安心。 返事をか
……しまった日本語が使えない。
いろいろなサイトからコピー&ペーストを使用して 文章を作成するも、タイムオーバー。
途中でシャットダウン。
困ったなあ……。
やっぱり明日日本語入力可能なネットカフェ探すかなあ。 と思いながらこの日記を書いているYOLYでした。
つーか、まだローマついて数時間なのに、書くことおおすぎ。 明日は一日ローマ散策(予定)。どうなることやら。
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