復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2006 /2 /13
・ストーカーされた日
 ボンジョーノ!!(イタリア語でこんにちはの意)
 今日(2月11日)は一日中ローマを歩き続けました。
 はっきり言ってくたくたです。くたくたナースです。
 クタラギナースです。プレステスリー。プレスリー。
 今日もよくわからないテンションでお送りする、Yoly's room。
 皆さん付いてきていますか?

 7時半起床。



 ホテルにてビュッフェ形式の食事。
 トムとジェリーに出てくるような、
 穴の開いているチーズって本当にあると言うことを知り、感激。
 薄くスライスされていたけれども。

 ホテルを出て、明日(2月12日)は、ナポリに行こうと決めていたので、
 ナポリまでの切符を予約するため、テルミナ駅へ。

 この、テルミナ駅って言うのが昨日ぼられた駅ですね。
 終着駅という意味らしいです。
 終着駅に、すべての電車が到着する。
 すべての道はローマに通じると言うやつですね。
 なんか、うまいこと言おうとしてます。



 テルミナ駅まで歩き、ああ、
 こんな距離ならホテルまで歩けばよかったと実感。
 と言っても少しは距離があるんですけどね

 テルミナ駅で、窓口で予約するのはこええなあと思うと、
 自販機発見。
 適当に操作すると、適当な画面がでて、それっぽいことがかかれたので、
 とりあえず、適当に購入。

 なんて適当なんだ。と自分でも唖然。

 テルミナ駅の地下にはネットカフェがあるという噂だったので、
 探してみるけどそれらしき物件はない。
 つぶれたのかもと思い、でも、どうやってメールの返事を書こうと、
 途方に暮れる。
(まあ、実際のところはさっき日記に書いたので、
 どうやってメールを送ったかもう解っていると思いますが)

 イタリアのガイドブックで、もっとも気をつける場所の一つに挙げられていた、
 地下鉄に乗り込む。
 地下鉄の車体には異常なまでに落書きがかかれており、
 これは、本当に危険なのでは。と、少し恐怖する。



 日本語を話している女子大生のグループがいたので、
 さも、仲間ですよ。単独行動してませんよと言う顔をして近づき、
 2駅やり過ごす。

 あ、もちろん話しかけてはいませんよ。

 コロッセオ到着。



 コロッセオの周りには、
「シャシントリマスヨ」というイタリア人や、
 怪しい露天商、観光客、日本人、韓国人などが沢山。
 観光地に行くたびに思ったのですが、
 日本人は結構いますね。
 そして、ほとんど女性です。
 おばちゃんもいますが、ほとんど女子大生でしょうね。
 卒業旅行できているのだと思います。

 あ、もちろん話しかけてはいませんよ。

 コロッセオでは、入り口が解らずコロッセオを無駄に一週。
 一周して気づいた。
 一周し始めたところの人混みが入り口だと言うことに。

 俺って馬鹿だなあ。
 と思いつつ、人混みの最後尾に。
 コロッセオはすげえ混むと言う話だったので、
 覚悟はしていましたが、
 思っていたほど人は並んでおらず、
 あれ?こんなもん?と思ったら、
 入り口のところの列は、荷物チェックのための列で、
 中に入ったら、チケットを買うための列が。
 ああ。

 ここで、僕の横にどうやら日本人らしい男の人が。
 「地球の歩き方」と書かれた本を持っています。
 おお、日本人だ。
 まあ、でも、ほら、あれだ。いろいろね。あるから。
 さ。そういうことで、ね。

 あ、もちろん話しかけてはいませんよ。

 ……俺って、ダメかなあ。

 でも、話しかけられました。
 わかりやすいように「イタリア」と、カタカナで書かれた本を、
 これ見よがしに開いて、「ここでいいのかなあ」と、
 日本語でつぶやいてたら、話しかけられました。

 話しかけられ作戦成功です。

 そして、ある意味失敗です。

 基本的に、あの、僕ダメな人間なんで、
 知らない人苦手なんですよね。

 しかも、こう、なんかちょっと妙な人で。
 話を聞いていると、
 一ヶ月間、旅行をしている。
 ヨーロッパを数カ国回っている。
 イタリアが最後の国で、明後日帰国する。
 と言うような話を聞かされて。

 まあ、それはいいんですけどね。
 チケット購入までのいい暇つぶしにはなりましたし。

 コロッセオにはいると、まあ、僕は避けるように離れていったわけです。
 実際避けてたんですけど。
 で、コロッセオかあ、ポルナレフいないかなあ(ジョジョ読み過ぎ)……
 なんて写真を撮ってたんですよ。
 すると、後ろから人が走ってくる音が。
 写真を撮っている間に、ひったくりでもしようというのか、
 と、ふっとそっちを振り向くと、
 さっきの彼。

 息を切らせながら「写真を撮ってもらってもいいですか」
 別にそれくらいならと、ああ、いいですよ。と言うと、
 デジカメを構えだした。
 おかしなことするなあ。と思っていると、
「撮ってください」という。
 はて……?と思って、シャッターを押すと、「違いますよ」
 と笑われる。
 なんでも、自分が構えた構図で撮って欲しいと言うことだったらしい。
 面倒くせえなあと思いつつも、
 この柱と、この十字架がかぶらないようにお願いします。
 という、注文を忠実に守り、写真を撮る。

 デジカメなので、その場で確認。
 なんか気に入らなかったらしく、
「この、工事が写っちゃっているのって、おかしいですよね。
 これがなければなあ、おかしいと思いません」

 思いません

 つーかどうでもいいよ。

 そもそも、工事があったことは事実なんだから、
 その時工事があったという記録をね。
 と、思いながら、彼のそばを離れ……られない。
 ちょっと離れたところで写真を撮っていると、
「こっちの方がやっぱりいいですかね。
 写真を撮ってもらっていいですか」
 ……はあ、まあ、いいですよ。

 その後も、広いと言ってもルートは2・3個しかないコロシアム。
 何度か、彼の専属キャメラマンになりましたとさ。

 まあ、その間に、ナランチャはここで死んだのかなあとか、
 コロッセオって殺っせよって聞こえるよなああ。とか、
 こ……この地下にサンタナが!!とか、
 はっ。今時が飛んだ!などと、脳の中で遊んでたわけですけど。
 (すべてジョジョの奇妙な冒険を参照のこと)

 適当に、彼をまいて、
 さて、そろそろ、次の目的地真実の口へ行きますか。
 そのまえに、ウンコ!!!
 と、ウンコスタジアム通称トイレに駆け込む私。
 と、男子トイレは個室が二つあり、その一つの前に男性が。
 もう一つのトイレは空いているのになんだろう。
 そう思ってもう一つのトイレに駆け込むと、
 便座がない。そして、鍵がない。
 なるほど、これは壊れているのだな。
 そう思い、男の人の後ろへ。

 と、糞ボックスの中から出てきたのは、
 絶世の美女(ごめんなさい、言い過ぎました。ただのおばちゃんです)。
 待ってたと思われる男性は、そのおばちゃんと、仲良く出て行きましたとさ。
 おそらく、女子便所(秘密の花園)が混んでたので、
 男子便所を使用し、それを旦那が見張ってたのだと思います。

 で、そっちの便所を見てみると、
 これまた便座も鍵もない。
 ああ、そういうモンなのだなあ。と納得。
 ちなみに、今日、この後もう一度カフェで尿をするのですが、
 そこも鍵はありませんでした。(便座はあった)

 ぷりぷり博士を呼び出しながら、
 壁を見てみると、見事に落書きだらけ。
 基本、イタリア語なので何が書いてあるのかは解らず。
 シカゴがどうたらという書き込みの中に、

 あれ。
 これ、
 ジャパ……

 ……!

 もえー

 おおおおおおおおおおい!!
 日本人!!
 笑わせるな俺を(倒置法)。



 一笑いあった後、手を洗っていると水が止まらない。
 やばい、どうしよう、どうすりゃとまるのさ。
 いろいろやってもとまらない。
 困ったなあ、と困っていると止まる。
 時間で止まるタイプの水道だった。
 長いんですよ。日本に比べて水の出る時間が。

 ふう、何だろう、俺ってこの町に負けまくりだよな。
 そう思ってウンコ箱から飛び出すと、例の彼。

 又、写真を撮らされるのも面倒だし、
 このままだと、ついて来かねないので、
 会釈でわかれる。
「良い旅を」
 と言われ、ああ、俺も心が小さいなあと反省。

 その反省が神に届いたらしく、10分後に再会。
 あれえ。

 まあ、カフェ・ドゥ・マゴマゴしてた僕も悪いんですけど、
 ぐう。

 次はどこへと言われ、
 ああ、じゃあ真実の口へと言うと、
 それなら、フォロ・ロマーノを突っ切った方が早いですよ。
 というか、僕はフォロ・ロマーノに行きたいんですよ。
 じゃあ、一緒にフォロ・ロマーノに行きましょう。
 という、3段階スライド論理法あるいはザトペック投法で論破され、
 やむなく一緒に行動することに。

 ま、でも、フォロ・ロマーノはいいところで。
 これは、彼の言うとおりにして良かったなあ……
「なんか、特に写真撮るようないい風景でもないですねえ」
 ……
 ……
 ……えええええええええええええええええ。
 どの口かああ!!
 人が楽しんでいる風景を!!
 そもそも、おめえが行きてえって。
 つーか道に迷って散々遠回りになってるし!!

 まあ、ここで、彼とは蜜月な時間を過ごしました。
 岐阜出身なこと。
 法学部卒業後、専門に通い、今年で卒業。
 4月からは東京で社会人をやると言うこと。
(連絡先を聞かれないかとビビっていたが、さすがにそれはなかった……筈←?)
 服は1ヶ月同じモノを着ていると言うこと。
 下着は一週間替えないと言うこと。

 ……うーん。
 ちょっと僕にはついて行けないかなあ。

 まあ、そのほか、いろいろ話して、
 やっぱり、自分の写真が撮りたいときに、
 一人だと撮ってもらうわけにも行かずに困るという話を聞き、
 それはまあ、仕方ないなあ。と思ったり、
 (僕みたいに、自分の写真が嫌いというなら別ですけどね)
 明日はナポリに行こうと思っているという話をすると、
 ああ、じゃあ、僕もナポリに行こうかなあとぽつり。
 ……誘って欲しいのかな。

 ……無理。

 適度に無視していると、
 だんだん語尾が変わってくるんですね。
 ナポリに行こうかなあ。
 ナポリもいいよなあ。
 ナポリに行くっていい考えですよね。
 そうだ、ナポリに行こう。

 あ……あはは。

 一緒に行こうと言われ無いかビクビクしながら、
 次はカラカラ浴場に行きたいなあと言うのを、
 僕は真実の口に行くんでお別れですね。
 (俺がいやがっていることを悟れよ)と、
 何とか、フォロ・ロマーノ脱出後(中で完全に迷った)、
 分かれることに成功。
 いざ真実の口へ。

 長蛇の列。
 なんだよこれ、何マウンテンだよ。
 ミッキーいんのかミッキー?

 みんな、真実の口に手を入れる→友人が写真撮影。交代。
 の繰り返しのため、このアトラクション、一人あたり1・2分かかる。
 で、目測で100人は並んでいるから……
 うん、次行ってみよう。
 っていうか、キャプテン・イー何だよこれ。
 マイケルいんのかマイケル?
(まあ、キャプテン某は並ばなくても入れたとか、
 今はもう無いとか、そういうことはいいんだよこの際。
 マイケルであってるのか、今はもう無いって情報があってるのかの、
 真偽さえ疑わしいこんな世の中はポイズン)



 そのまま、パンクラチオン……じゃなかった。パンテオンへ。
 パンテオンの周辺には、カフェが多く、大概腹も減ってきたことだし
(実際にはパンテオンに行く間にも、チャリオッツレクイエムの歩いた軌跡をたどったり、
 やたら長い階段を上ったり、いろいろあったけど、
 もう相当この文も長くなってきたし、まだ昼飯前なので略)、
 適当に入った店で適当にピザを頼んで食う。
 まあ、ふつうの味。量多すぎ。
 二枚頼んだけど一枚で十分だった。



 腹もふくれ、パンテオンを見て、
 ナヴォーナ広場を抜け
(ここで見た、動かないことを技にしているパントマイマーはすごかった)、



 裏路地の露天DVD屋にて「Hentai vol.14」と言うDVD付き雑誌を見つけ、
 よく見ると、どう見ても日本のエロアニメで、
 エロ文化では日本は勝っているなあと思う下には、
 電映少女・AI vol.3のDVD+雑誌。
 表紙はシャーマンキングで、ジャパンのコミックの強さを思い知った。

 そんなこんなで、
 決戦の地、サンタンジェロ城へ。



 え?何が決戦の地かって?
 おいおい、ディアヴォロと、ジョルノの決戦の地さ。
 何度も言う。
 ジョジョを読め。

 むやみに、写真を撮り、
 ファラオの格好をしているパントマイマーを、
 ゴールドエクスペリエンスに違いないと、又、撮り、
 黒い格好をしているパントマイマーを、
 ゴールドエクスペリエンスレクイエムに違いない!!
 と、むやみに撮影。
 白い、自由の女神の格好をしているパントマイマーは、
 白……白……ホワイト……ホワイトスネイク!!!
 と、無理矢理こじつけむやみに撮影(部が違う!!)。



 で、

 ヴァチカン市国の入り口に向かい、
(超混んでたので、中には入らず。
 昼会った、コロッセオの男によれば、
 今日は休みだと言ってたはずなのだが……)
 そういえば、1978−2005と書いてあって、
 1978は俺生誕記念として、
 2005年て何かあったっけと思ったら、
 先代のローマ法王が亡くなったんでしたね。

 で、なんかいろいろ通って、スペイン広場とか、トレヴィの泉も見て、
 (投げやりなのは、そのとき非常に疲れてて、行動も投げやりだったから)
 ホテルへ。



 ここで、道中思いついた、ノートパソコンで文章を書き、
 iPodに保存、ホテルのPCに転送してコピー&ペーストで、
 メールと日記を書く作戦実行。

 失敗。

 ノートパッドで開くと文字化けする。
 な……なんやて。

 ここは、技術無駄遣いの俺の力を見せてやるぜ!!
 と、ファイルをIEにドラッグ&ドロップ。
 文字化けせずに表示成功。
 コピー&ペーストで無事、メールと日記を記述。

 部屋で少し休んでから、買い物。

 僥倖日記のMDLさんが、ブッフォンのユニフォームが欲しいと言ってたので、
 とりあえず、まあ、見るだけでも見てみるかと、
 ユニフォーム屋に。

 やっぱりユニフォームは高い。無理。却下。

 ※ところで、ま、店員に聞いてないからよくわからんのだが、
  トッティーと、デルピエロと、KAKA'(なんて読むんだ?)は、
  どの店にも飾ってあるんだが(それこそちゃちな偽ユニフォーム屋にも)、
  ブッフォンいないよ。
  有名なの?その人(←おまえ失礼すぎ)。

 で、適当にユベントスグッズを購入。
 20% SALDI(日本語で言うセールの意)と書いてあったので、
 適当に買ったら、割り引かれない。
 おいおい!と思って棚を見ると、
 なんか、この棚はセール除外品です的なメッセージが。

 ……ああ。期せずして、予定より高い買い物となる。

 近くにローマ三越(なんと店員が日本人!!!)があるというので、
 そこにも行く。

 そこで、俺が見たモノは!!!

 まあ、昼間のコロッセオでの彼に偶然で会う。
 本当か。本当に偶然なのか。
 ナポリには何時に行くか聞かれて、
 やべえなと思いつつ正直に告白。
 ああ、それよりは早く行きたいと言われ少しほっとする。
 てな話をしてたら、
 後ろを通りがかった女の子と「偶然〜。会うの3回目じゃない?」という会話を始め、
 「ねえねえ、○○君(女の子の彼氏っぽい)、超偶然だよ」と、
 人混みに消えていったので、
 心の中で、「Good job!、でも、おまえ勝手すぎねえか」
 と、つぶやきながら、ワインとチョコレートを購入。

 帰り際にもう一度出会い、
「明日もよろしくおねがいします」と言われたので、
「会えたらね」と、一応エスプリを効かせておく。

 で、レストランに行くのも金がかかりそうだし、
 おなかもさほどすいてないし、
 昨日買ったビールがあるしと、
 スーパーでサンドイッチとチーズとサラミを買って、
 ホテルにて食事。一日終了。あー疲れた。



 まあ、そんなところです。
 書くのに1時間30分もかかっちゃいました。
 それだけ、楽しかったと言うことです。
 写真も気づいたら220枚も撮ってました。てへ。

 それじゃあ、ノートPCで日本から持ってきた古畑見ながら寝ます。
 おやすみーーー。
 (2/11 23:47記す)



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