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2006
/4
/25
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・生きると言うこと
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いやあ、生きてるって良いなあ。
カラフルメリィでオハヨはこんなあらすじ。
呆けていく祖父を見、嘆く父を見るみのすけ。 祖父の呆けはだんだん進行していき、 最後には、終に亡くなってしまう。 一方、精神病院に入院させられたみのすけは、 精神病院が実は宇宙人の秘密基地だと言うことを知る。 病院から脱走しようとするキチガイたちと出会い、 彼自身の自由を勝ち取るために、病院から脱出しようと試みるのであった。
2つのストーリーが、コメディタッチで、 時にシュールな展開を交えながら一つの結末に収束していく。
なぜ、演劇を見に行ったのか。 それは至って簡単な理由である。 「見たかった」からだ。
特に、内田雄一郎氏の先輩でもあり、 大槻ケンヂ、引いては筋肉少女帯をデビューさせるきっかけともなった、 ナゴムレーベルの設立者でもある、KERAこと、ケラリーノサンドロヴィッチ氏の劇ともなれば、 なにをかいわんやかである。
チケットがとれたのは偶然で、 なんとなくぴあを見てたら売っていて、 後ろから二番目の席だったが、中央で、 ナイロン100℃の演劇と言うこともあるし、 山崎一、大倉孝二、犬山イヌコ、三宅弘城と言った(山崎一以外ナイロン100℃だが)、 俺好みの役者が出ると言うことで、 うっしゃあ、と即買い。
劇の内容は、 死を意識したモノになっているくせに、 それを意識させないコメディタッチになっています。 呆け老人や精神病患者を笑いものにするなんて、 フリークス趣味も体外にしろ。と、世間の良識者たちは声高に言うかも知れませんが、 そう言うことではないのだと思います。
劇中、「百年後は皆死ぬ、生きてたら変だ。人間の死亡率100%」 という歌詞が登場しますが、 これは全くその通りで、 だからこそ、呆けようが精神患者だろうが一生懸命生きるわけで。
良い日があるから生きてみようってことなんだと思うのですよ。
でも、やばいなあ。 演劇面白いわあ。 パンフに台本、旧演のDVDも買って、 チケット代と合わせて15000円くらい使ってますね。
うーん。 あまり、嵌りすぎないように気をつけねば。
あ、あと、演出が凄く格好良かった。 特に、オープニング。 アレは凄いと、正直感激した。
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