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2006
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・GW特別企画 私は如何にして会社を辞めたか 〜 立志編
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今日で長かったこの物語も一旦終了。 明日は明日でこのGWに起きた面白い話を、 ちょいと書いてみようかと思っています。
今日は、転職活動の全て。
2003年1月20日
2002年暮れ。 もうこんなに忙しいのは嫌だああああと、 某有名ハードメーカに、応募。 前にも少し書きましたが、このころは、このメーカが第一志望。 プログラマとしてなんとなく応募したら、 とりあえず面接に来てくれと言われ、 行くも、撃沈。 何を話したかというのはほとんど覚えていない。
ただ、活動なんてしようと思えば出来ると実感し、 ここから、2年強就職活動は行わなかった。
2005年6月頃
あまり細かい日付は覚えていないが、 上の会社に再チャレンジ。 またもプログラマ。 ただ、いろいろなことにドキドキ。
と、いうのも、この会社、2004年に、 前の会社の先輩が転職していたので、 その先輩に会って、会社の人に密告されたら、 どうしようという思いがありまして。
まだこのころは、次の会社が決まってから辞めようと思っていましたし。 それまではバレないようにしないとなあ。 と思っていたのです。
ただ、やっぱり撃沈。
2005年6月頃
同じ時期に、別のハードメーカにも応募。 このころは、上のメーカより、こっちのメーカに行きたかった。
そして、この後いろいろあって変わってくるのだが、 このころはとにかく辞めたいという思いから、 プログラマと、企画と両方の応募。
仕事で使ってないプログラムを送れと言われ、 でも、仕事以外でプログラム書かないしなあ と、困りながらも自分が仕事であったらいいなあ と作っていたツールのソースを送るも、 その時点でアウト。
あれえ? 個人的には悪い所はないと思うんだけどなあ…… と思うも、まあ、落ちてしまったモノは仕方がない。 しかし、プログラムのソースを見て、 そんなに違いが解るんだろうかなあ……
2005年10月
一旦辞めるのはまあいいかなあと思っていたが、 新ハードの仕事をやらせて貰えない。 ハワイで、辞めちゃおうかなと思った。
と言う理由から、(何だ2個目の) 辞めても良いかなあ。くらいに思っていた。 毎日、就職系のサイトを見ていたら、 某ときめいている会社が、 某企業にスパイとして侵入するゲームのスタッフを募集していた。
見てみると、半分企画、半分プログラマのような、 スクリプタという仕事があった。
これは、結構良いんでないかい?と思い、応募。
平日だったので、会社の掲示板にその日私用のため休みます。 と言う旨のことを書き込んだ後、 他の人の予定を見てみると、 社長:その会社にて打ち合わせ 先輩:その会社にて打ち合わせ
……え?
……はああああああ!?
いや、まあ、確かに取引多い会社だけど、 その日に限って二組もその会社に訪問する予定が。 しかも一つは社長。
小さい会社なので、社長に顔はばっちり覚えられている。
こいつは困ったなあと。 某企業にスパイとしてはいるゲームのスクリプタを受けるのに、 俺が某企業にスパイとして潜入している気分だよ。
ドキドキしながら、待機室の隅の方にいたり、 ペーパー試験があって、 しきりはあるんだけど、しきりしかないオープンなスペースで、 しきりの向こうでは、何か聞いちゃいけないようなこと話し合ってるし、 その試験中も横を人が通るたびにビクビクしたり。
いや、まあ落ちましたよ。
でも、本当、この会社は、 気を持たせるのが上手いというか。
今度は、監督と面接ですからとか、 来週中にまあいい結果を連絡できると思いますよ。 みたいなことを言われて。
しかも、結果来たの3週間後(しかも、2回催促して)だった。
まあ、欲しい人材だったら早めに確保するために、 早く連絡が来るはずなんでね。 来ない時点でアレなのは解ってたんですけど……
2005年11月
辞めたいがピークの頃。 といっても、ほとんど就職活動はせず、 たまに企画書に応募。 企画書を応募しろと行ってきたら、送ってアウトだったり、 企画を立てる時間が無くてアウトだったり。
このころは只漠然と辞めたいと思っていた。
それが変わったのは、 フットサルの合宿だったのかなあと。
「やりたいことが出来るのは若いころだけ」とね。 諭されまして。 辞める。 と言うことを真剣に考え。
辞めたいから辞める。 と言う考えは甘い。と言う結論に達する。
何故、辞めたいのか。と言うことを真剣に考える。 主な理由は二つ 1.忙しいから 2.それなのにお金が貰えない(=評価されていないと感じる)から
なら、普通の企業に行って、働けばいいわけじゃない。 でも、ゲーム会社にいたいのは何故か。
最終的に、ゲームの企画職になりたいから。
今の仕事は、
特にやりたい仕事な訳でもなく、 忙しいのに、お金が貰えないから辞めたいのだ。
なら、それを解決するにはどうすればいいか。
1.本当にやりたい仕事に就く。 2.普通の企業で普通にかせぐ。
このどちらかが叶えられれば、 僕としては、……正しい路なのではないか。
辞めたいから辞めるという考えを捨て、 正しい路に進みたいから辞めよう。 このころ、想いはそこに移行した。
ならば、そのために出来ることは何か。
考えた結果、 エイブリック(現・リクルートエージェント)に相談することにした。
これが、正解であったと言えば、正解である。
まあ、完全に正解であったとも言えないのだけどね。 紹介はあまりして貰えなかった。 というか、してもらった案件に気に入るのはなかった。 紹介……という面においては、はっきり言って役立たずだった。
ゲーム会社の企画がやりたい。 プログラマはもうやりたくない。 と言っているにもかかわらず、 ゲーム会社のプログラマの案件が送られてきたり、 (しかも、明らかに前の会社より無名・規模が小さい会社だったり) 一月くらい放置されたりもした。
ただ、相談には親身に乗ってくれるし、 面接の仕方講座なんかもある。 何より、只なのが嬉しい。
特に面接の仕方講座は、 講座を受けた後、3社面接を受けたが、 そのうち2社から内定が出た。
僕は、こういうのは何か信じていなかったんだが、 いろいろとタメになった。 こういうセミナーを毛嫌いしている人は一度受けてみても良いだろう。
どうせ只だし。
2005年12月14日
某歴史ゲームの王道K社を企画職で受ける。 結構面倒くさいSPI試験を受け、 まあ、何とかなったかなと思うも、駄目。 あれ?
もう、このころは会社を辞めると公言していたため、 日記にも少し書いてますね。
ああ、そういえばスニーカーで行ったなあ。
よく、ゲーム業界の面接なんかで、 スーツでなくて私服でいらしてくださいとか、 私服が見たいんで、私服できてくださいとか、 そう言うことを言われることが多いんですが、
私の経験からすれば、普通にスーツで行った方が良い。と思います。
たまに、ネット上の掲示板なんかで、 アレはセンスや柔軟性を見るためだから、私服で行った方が良い。 なんて書いている人がいますが、 よほど才能がある人なら別ですが、 スーツでない時点で、大抵アウトだと思って間違いないと思います。 常識無いなあコイツと思われてしまいますよ。
いや、これ本当。
仕事は私服なんですけどね。
2005年12月16日
某有名RPGを制作した会社に企画職で応募。 いきなり社長が出てきてビックリ。 丁度この会社を受けた前日に面接力向上セミナーを受けていたのだが、 咀嚼がまだうまくいかず、 面接も微妙。 当時、日記にも書いたけど、簡単な英語のテスト間違えるわ散々。 当日あった会社の忘年会はバックれました。
2006年1月
終に年も明けてしまい、 年末に送った何社からか、この企画駄目という返事。 エイブリックから案件も届かなくなり、 会社ももう有給生活に入っていたため、 いろいろな不安が胸を襲う。
2006年1月〜
年末に応募したゲーム会社と、 同じく年末に応募した一般企業の面接を同時進行。 共に内定が出てしまう。
一般企業は給料が高い。 ゲーム会社は給料が前の会社より下がる。
悩んで、 悩んで、
夢……ゲーム会社で企画職をやることを選びました。
ああ、なんか、すげえ尻つぼみな気もしますが、 こうして、私はゲーム会社で働くようになったのです。
おしまい。
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