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2006
/5
/8
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・反ダヴィンチコード
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反ダヴィンチコードという本をぱらぱら見ていたのだが、 これは、ダヴィンチコードの反論本である。 宗教のことは良くわからないので、こういう反論の仕方もあるのだなあ。 と、思ったのだが、この本、信憑性が怪しい。
というのも、この本では、ダヴィンチコードに書かれている フィボナッチ数列は、 1・1・2・3・5・8・13となっているが、 フィボナッチ数列の第一項は0、つまり、 0・1・1・2・3・5・8・13 でなければおかしいと書かれているのである。
フィボナッチ数列とは、 前の二つの数字を足したものが次の数字になるという数列で、 1+1 = 2 1+2 = 3 2+3 = 5 と展開していく。 で、あるから、確かに第一項は0でもいいのである。 ※0・1 で始まろうと、1・1で始まろうと、 項が1つずれるだけで、ほぼ同じ数列となる。
しかし、フィボナッチ数列は大抵の数学書で、1項、2項を1としている。 これは、もともとが、レオナルド・フィボナッチによる、 1つがいの兎は、産まれて2ヶ月目から毎月1つがいの兎を産む。 1つがいの兎は1年の間に何つがいの兎になるか? という問題からきているからである。
自分が詳しい知識が間違えているというこの一点で、 この本が正しくないと決め付けるのはいかがなものかとも思うが、 少なくとも、この一点においては、ただ単に因縁をつけているだけとしか思えなかった。
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