復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2006 /5 /9
・大切な友人
 今日は静謐日記のblue君の話をしよう。
 僕の居た学校は、中高一貫というやつで、
 彼とは中学1年の時に出会ってから、6年間同じ学校に居た。

 同じ学校に居たが、同じクラスだったことは中1中2の2年間しかない。

 高校に入ると、僕らは文系か理系かを選択させられる。
 僕は、理系クラスを選択し、彼は文系クラスを選択した。
 僕の周囲に居た中のいいやつは皆理系クラスだったし、
 その後、理系クラスの中で友人関係を構築していったので、
 文系クラスの友人は彼だけだ。

 文系は理系に比べて本を読むという偏見があるのだが、
 そのご多分に漏れず、彼は本を読む。

 僕の知っている近代作家のほとんどは彼に教えてもらったものだ。

 特に彼はミステリが好きで、
 綾辻行人や、森博嗣、伊坂幸太郎が好きなはずだ。(あと乙一も)

 高校時代はとかく、綾辻行人に嵌っていたので、
 (森博嗣のデビューは1996年。高校3年生の時だった)
 彼の影響で、綾辻行人の著作はほぼ全て読破している。

 ところで、明日発売の闇電話〜異形コレクション(Amazon)。
 大槻ケンヂ氏の作品が載ると聞いてアマゾン予約したが、
 アマゾンに綾辻 行人 (著), 梶尾 真治 (監修), 井上 雅彦 (著)と書かれている。
 表紙の写真を見る限り、綾辻行人はからんでなさそうなのだが……
 どうなのだろうか?
 絡んでたら、帯に書くよなあ。

 閑話休題。

 その彼に、綾辻行人以外で高校時代に薦められたのが、
 清涼院流水である。

 この人は、とにかくむちゃくちゃである。
 自分が書くのは小説ではなく、大説であると主張。
 SMAPの「たいせつ」を聞きながら大説を書いているとあとがきで書いたり、
 1200人が密室で死んだり、
 人類の大半が滅んだり
 なかでも、一番すごいのは、
 絶対に解けない密室を提示して、
 そのトリックはどうなんだ?という、登場人物(及び読者)に、
 そんなものはどうでもいい。

 と、トリックをとかずに話が進んでいった時には、ぶったまげた。
 (そのトリックは未だにとかれていない)
 いや、他にもぶったまげる要素はいっぱいあるんだけど。

 龍宮城之介というキャラは、現場にあったものや被害者の名前をアナグラムで並び替えて、
 犯人を当てたりしますからね。
 いや、それダメだろ。って。

 あと、トップラン&ランドという小説では、
 3ページ丸まる、カラオケで歌った曲目が書かれていて、
 しかも話しにまったく関係なかったりしたなあ。

 まあ、でも、むちゃくちゃであるということを判って読めば、
 それなりに面白いっちゃあ、面白いんですけど、

 この、350人探偵が登場すると書きましたが、
 それがミステリ野郎の心に火をつけたらしく、

 昨日も少し書きました、デスノートの小説を書く、西尾維新や
 舞城王太郎なんかがトリビュート小説を書いてますし、
 探偵儀式という漫画も出てます。

 カーニバルという、氏の小説がマンガになったことがありますが、
 落ちが氏の小説張りに酷く(ほめ言葉です)、
 この探偵儀式も酷いのかな(ほめ言葉ですってば)
 と思ってたら、意外とおもしろいらしい。

 ところで、西尾維新ですが、荒木飛呂彦ファンということで、
 自作の小説にジョジョねたが多く登場するらしいですね。
 デスノートにも登場したら笑うんですが。

 あと、西尾維新。
 森博嗣ファンらしいですね。
 ふうん。と思ってたら、

 清涼院流水の本に、西尾維新と森博嗣が参加した本があるとの事。
 ちょっと、よんでみたいと思い、アマゾンで検索&注文。
 ぶらんでぃっしゅ?という小説……じゃないや、大説。
 又、読み終わったあと、酷いと爆笑し、本を投げつけるんだろうな……。

 ちなみに、コズミックやカーニバル、ジョーカーは長いので、
 酷さにあきれ果てた場合、ダメージが大きいので、
 億千万の人間CMスキャンダルあたりだと、
 いい感じにあきれ果てられます。
 とくに、上の本は、もう、最悪に最高です(ほめてますよ)。
 コレで気にいったら、カーニバル(3冊で完結する。一冊当たり約1000ページ)に挑戦だあ!!

 こんなすばらしい大説家を教えてくれたblueくんは大切にしないと。(え?そんな終わり?)



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