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2006
/8
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・デスノート
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デスノートの小説版である、 DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件(Amazon)購入&読了
メフィスト賞受賞作家西尾維新が書いた小説で、 デスノート内に登場する、Lと南空ナオミの物語。
メロが死ぬ前に、Lの活躍したロサンゼルスBB連続殺人事件について書きとめたノート。 という、体をなしている。 ちなみに、このロサンゼルスBB連続殺人事件は、漫画版デスノートにも台詞で登場。 一応、キラだかニアだかにLの偉大さを示すための遺書のようなものらしい。
ただの、Lの活躍譚だったらデスノートの意味無いなと思っていたが、 話はちゃんとデスノートしているし、 デスノートを読んでいるからこそなトリックもあって面白い。
んが。 メロがこんな殊勝なキャラとは思えない。 Lの活躍譚というより、南空ナオミの活躍譚な気もする。 少なくとも、読み終わってLすげーとはならないような……。 そもそも、Lってこんなにすげえんだぜという、 本編と関係ない文が、返ってLって凄くないと思わせている気がする。 メロがLから聞いたことを書いている割には、いろいろ知りすぎているような気も。
とまあ、ちょっとした粗はある。 しかし、それでも、デスノートの新作と言うだけで面白い。 ページ数が少ないのと、装丁が丁寧すぎてやや高いのが難だが。
西尾維新が同時に、講談社から同じような装丁で、 ×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル(Amazon) なんてのを出しているのには正直驚いた。 同じような装丁であるが別会社である(言わずもがな、デスノートは集英社)。 なんて手間のかかることをやらせているんだ。西尾維新。
まあ、クランプ漫画は読んだことが無いのでこっちは買いませんでしたが。
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