復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2008 /2 /11
・スキーの話
 というわけで、スキーに行ってきまして。

 土曜日は、2時30分就寝、朝4時起床。

 うん、1時間30分しか寝ていないんだ。

 7時に車を出してくれる人が住んでいる近くの駅に到着。
 寒い。寒すぎる。

 で、出発。

 高速道路渋滞。うにゃあ。

 下手したら相当遅く到着するかもと言う恐れもあったが、
 なんとか13時過ぎに到着。

 スキーをやろうかスノボをやろうかで、
 ショートスキーを選択。
 午後5時に営業時間終了と言うこともあり、
 4時間レンタル。3100円。

 レンタル代って結構高いのね。
 リフト券、レンタル代込みのツアーにしか行ったことがなかったので、
 レンタル代の高さに驚く。

 で、リフト券を買おうと思ったら、
 見知らぬ人が1日券を1枚1000円で売ってくれた。ラッキー。

 売ったことはあるけど、買ったのは初めてです。

 で、5人で行ったんですが、
 まあ、それなりに滑れる3人と、あまり滑るのは得意ではないという2人で、
 2人が4時間券、2人が2人でリフト券11枚を購入。(+1日券)
 リフト券も結構しますよね。

 あんな短いのに250円ですからね。
 JRだったら、東京から舞浜まで行けますよ。
 なんで、そんなたとえなのか解りませんが。

 で。

 とりあえず3人で1回滑って、
 2人はメシ屋を確保。
 5人揃って、昼食後、滑り始めようと。

 そう言う計画になったのですが。


 まあ、そんな計画うまくいくはずもなく……。


 まず、3人でリフトに到着。
 以外と空いて居るなあ。3連休なのに。
 何てことを言いながら、スキーやスノボ(私以外全員スノボ)を
 装着していると、ひとりが奇声を。

 どうしたのかと聞いてみると、
 ビンディング(足を止める金具)が左右逆だったと。
 これでは滑れないから、付け直してくる。

 えええええええええ。

 流石に酷いだろそれは。

 と思いつつも、時間を無駄には出来ない。
 とりあえず、1回滑って食堂に。

 食堂では2人が席を確保していて、
 そのビンディングを付け間違えた彼は
 1回ここに立ち寄ったけど、まだ、戻ってきていないと。

 んー。結構時間かかるなあ。と思いながら談笑していると、
 やっと彼到着。

 「付けるの遅かったね?」
 「ああ、1回滑ってきた」

 は?

 お前ええええええ。
 人を待たせておいて。

 「えええええ!?待ってたの!?」

 とりあえず打っ叩く。
 年齢にして5コ上だけど、打っ叩く。

 ま、そんなに険悪な雰囲気にはなってないですけどね。
 意外とうまい昼食を食べ、
 (スキー場のメシは高くて不味いと相場が決まっているのだが)
 レッツスキー!


 と思ったときにはもう午後3時だったりして。


 で、1回リフトを使い、5人で滑る。
 11回券の2人が残り9枚になったので、ゴンドラに乗らないか?
 と言う話になる。

 ゴンドラは、頂上まで運んでくれる物の、
 リフト券だと4枚使用する必要がある。
 東京から逗子まで行ってもまだお釣りが来る値段だ。
 (お金のことは良いじゃない)

 ま、そう言うわけで、
 2人分で8枚使う必要があるので、
 今がチャンスと。

 2人は怖いとか言ってビビってますが、
 無理矢理押し込み、いざ頂上へ。

 怖いと言っても、広がるのは中級者コース。
 そんなに大した傾斜ではありません。

 2人を見守りながら緩やかに降りる3人。

 と。
 16時20分でゴンドラが終了するというアナウンス。
 3人はもう2回くらいゴンドラに乗る気満々です。
 時計を見ると16時。

 こいつはまずい。

 一旦2人を見放し、
 急いで駆け下りる3人。
 ひいいいいい。
 速度が出すぎて制御するのが大変。

 何とか下まで駆け下りるも、
 直前でタイムアップ。

 こうなったらリフトで昇るしかないと、
 リフトを2個昇って居る途中で、2人を発見。
 合流しようと駆け下りるも追いつかず、下で合流。

 時計を見るともう営業時間終了直前。
 2回駆け下りたおかげで結構疲れていたし、
 2人ももう滑りたくないと言うことで、終了。

 結局、リフト3回、ゴンドラ1回しか乗らなかったのですね。
 もったいねー。(ま、いいんだけど)

 今日の宿は、宿ではなくてログハウス。
 食事は自炊なので、鍋でもやろう。
 食材を買いに行こうと、スーパーを探す。

 幹事の人が、近くにスーパーを探してあると。
 コレは素晴らしい。流石。
 ただ、スーパーの営業時間は19時、現在17時30分。
 スーパーの場所まで20km。
 ま、間に合う時間だろうと思っていたが、周囲は吹雪。
 あまり速度を出すのも危険なので、安全運転。
 間に合わなかったらどうしようねー。
 何て話しているうちに到着。
 時計は18時15分。

 だが……。

 どうも明かりがついていない。
 冬期は早いのか?
 それとも……?

 おそるおそる中を伺うと、人はいるようだ。

 入り口付近の食堂も営業している。
 中に入ってみると、閑散としている。


 本と大きく書かれたエリアには、本棚はあるが本がない。

 なんだコレは?
 なんなんだコレは?

 恐怖じみた感覚がおそってきて、
 誰か居ませんか?と叫ぶも、声がむなしくこだまするのみ。

 仕方ないので入り口の食堂に入り、
 スーパーはやっていないのか?と聞くと、潰れたとのこと。

 ええっ?

 潰れたのに中に入れるって言うのも凄いなと。
 ま、中に入らないとその食堂にたどり着けないから仕方ないのかもしれないが。
 てか、潰れたスーパーの中で営業するって、
 契約とかどうなんて居るんでしょうね。

 近くにスーパーはないかと聞くも、
 車で15分くらいの所のスーパーが、
 もしかしたら未だ営業しているかもという不確かな情報。

 みんな、お腹ペコリンコなので、
 もう、鍋は諦めてどこかで食べようと言うことに。

 目の前に良い感じの洋食屋があったので、
 そこにすんべと。

 と、ちょっと待ったコール@俺。

 酒は、早めに買っておいた方が良い。(早く閉まるかもしれないから)
 めしを食う前にまず酒の確保だ。

 という、俺の提案で、近くのコンビニで酒とつまみを購入。

 で、洋食屋に戻る。

 が。

 席が一杯なので、ちょっと……と断られる。

 明らかにあいているテーブルがあって、
 上を片づければ座れそうなのだが、
 それも面倒くさいと言うことなのだろうか。

 仕方なしに、隣のお好み焼き屋に入る。

 このお好み焼き屋がくせ者だった。

 お好み焼きを自分で焼くか、店が焼くかを選べるタイプで、
 折角だから焼いてもらおうと言うことになる。
 店が焼く場合、時間がかかりますよと言われるが、
 まあ、大したことはないだろうと高をくくる。

 が、コレが本当に中々出てこない。

 仕方ないので、店の中にあったダーツでもやろうかという話に。
 2対2の2つのチームに分け、
 私はダーツを月1くらいでやっているので、
 ヘルプとして参戦することになる。



 が、うん、……俺が一番下手だったね。



 まあ、そんなのは良くあることと、
 気にせず、ようやく2枚頼んだうちの1枚目のお好み焼きが来たので食う。

 見ると2枚目は今から焼くところのご様子。

 コレじゃあ足りないんじゃないか?
 という皆の会議の元、焼きそばともう1枚お好み焼きを注文しておけば、
 時間がかかっても、2枚目を食い終わる頃に来るんじゃないかと。


 ま、考えが甘かったんですけどね。


 2枚目も中々焼き上がらず、
 2枚目が来る頃には皆、
 何かもうややお腹いっぱいな状況に。
 2枚目を食い終わる頃には、
 もう、お腹ぽんぽん状態。

 あと、焼きそばともう1枚来るのか……。
 とちょっとげんなり。
 しかも、これがなかなか来ない。

 なんとか、それを平らげ、店を出る頃にはもう9時近く。
 店に入ったのが7時頃なので、もの凄いスローフードやね。

 本当はこの後、温泉に浸かり、さっぱりしたところで酒盛りの予定だったが、
 温泉は明日にして、もう、酒盛ろうという事になる。

 で、寝床に向かう。

 が、何処を探しても見あたらない。
 猛吹雪の中、幹事兼運転手が、こっちじゃないかという方向に向かっていく。

 が、無い。

 どんどん周囲は寂しくなっていく。
 看板も、建物も見あたらない。

 岐路があった。
 左に行けばペンション郡という看板だ。
 ペンションではない。
 看板にもやはり泊まる場所が見あたらない。

 幹事の彼女さん……つーか、この夏から奥さんが、
 半分切れ始め、幹事を攻める。
 Uターンすべきだと。
 見つからない焦りから、口調が厳しくなる幹事。
 窓の外は猛吹雪。
 バックしようとして、から回るタイヤ。

 俺たちはこのままここで朽ち果てるのか……。











 そこで、幹事の取った道は……


 右へ進んだ。


 Uターンしろと攻める未来のワイフを無視し、
 右へと舵を取った。
 こっちであって居るはずだ。
 光はなくとも。
 カーナビの指し示す道が、
 明らかに変な方向へ誘おうとして居ようとも、
 彼は、自分を信じたのだ。


 そして、その結果。


 光は、灯った。


 数百メートル先に、見事に看板を見つけ、
 ログハウスに無事到着。
 しかし、あそこでUターンを選んでいたら、
 いつまで彷徨うことになっていたかと思うと、
 幹事、グッジョブ。

 で、ログハウスに着き、シャワーを浴び、酒盛りをし、
 寝て、起きてみたら、一人が何故かこたつで寝ていたり、
 実はあの時、っていうか、今でも誰にも話してないことがあって、
 米をといで炊くのを私がやったんですが、
 4合の米に対して、5合だと勘違いしていて、
 5合分水を入れてしまっていて、
 ちょっとべちゃべちゃだったんだけど、
 混ぜて蒸らしたら意外と丁度良い堅さになって一安心だった……。
 なんて朝食も終え、
 さあ、温泉に入ろうと言う話になる。

 2日目はスキーはやらない予定だったんですね。

 で、温泉のあるというホテルに電話。
 が、12時までは温泉は開放していないとのこと。

 チェックアウトが10時なので、
 2時間時間をつぶすべ。
 と言うことで、滝を見に行く。
 が、その滝が微妙にしょぼい。
 目の前に滝が広がったとき、
「あれが滝?」
「いや、あの高さからのは滝とは言わないでしょ」
 何て言っていたあれが、滝でした。

 とはいえ、氷柱があったし、
 景色も良いところだったので、
 堪能はしましたけどね。

 と、温泉に入れる頃合いになったのでホテルに向かう。
 ホテルでは温泉+ランチバイキングで凄く割引になるサービスがあったので、
 それにして、ランチを食べ、温泉に入り、そして帰ってきたというわけです。

 又、来年も行きたいですけどね。
 幹事の人が結婚しちゃうんでどうなる事やらと思っています。
 しかし、スキーは楽しいよなあ。
 ショートスキー買っちゃおうかな。
 レンタル代の高さを見て、本気でそう思った冬でした。


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