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2008
/12
/9
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・絶望ロマネスク
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その日、私は絶望したのである。
――了
平素、発売日前日の早朝からCDを売っているTSUTAYAなる店、新宿に在り。 CD陳列棚を眺めるも、見つからず。 まだ、陳列されていないのかもしれない。 店員に問うてみようかとも思う。 だが。
大槻ケンヂと『絶望少女達』
非常にこそばゆい響きである。 已む無し。 絶望少女達は隠そう。 俺「あのー。大槻ケンヂのCDってありますかね〜?」 店員「ちょっとお待ちください」 調べる店員。 妙だ。 入荷されていれば仕分けをしているはず。 さては。 店員「あー。済みません。ちょっと無いですね」
がっかりだ。 絶望だ。 絶望だ。 絶望だ。
店員「なんかー。大槻ケンヂと(モニターを確認しながら) えっとー。アニメのー?(ちょっと、薄笑いを浮かべながら) ぜ……(モニターを見ながら)つ望先生? きめえアニメの? だったら、きめえけどありますが」
なにやら、俺の頭の中にしか聞こえない言葉が響きつつ、 え?在るのか、だつたらはやくそれをだしたまえ。
店員「でも、きめえアニメの曲は 常識人である私達が取り扱っている一般のCDコーナーにはなく きめえやつらの吹き溜まりであるアニメコーナーにしかないですよ。 あまりにきもいんで6階に隔離してあるんですよ。 お前臭いからはやく6階のきもいアニメコーナーに行ってください。 っていうか、おまえ本当はアニメ大好きなんだろう? こんな一般コーナーじゃなくて、とっととアニメコーナーに行きやがれ」
と、又も、頭の中の小さなコムシと、店員が同時に話すので、 仕方なく6階に行くことにする。
6階に着くと、アニメ一色の部屋。 2次元のキャラクターが本当は私を買いに来たんでしょ? アナタ、アニメ好きそうな顔をしているしね。 私を買って。買ってと話しかけてくるので、 それは無視しながらも、CD陳列棚を探すが、見当たらず。
絶望だ。 又、店員になじられながら買わなくてはいけないのか。 いや、なじっていたのはコムシか? コムシなのか?
俺「あのー。大槻ケンヂのCDってありますかね〜?」 店員「はい、ありますよ」
あっさり買えた。 ただ、買っている途中、あまりに店員が きもいきもい発売日前にアニメのCDをしかも初回版をわざわざ買いに来るなんてきもいわあ というのでぼくはあああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ とさけびながら
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