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2017
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・明日はヒノキの木になろう
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なんかいろいろ勘違いしていた話。
最近のラノベ業界では、 なろう系小説という、小説がはやっており、 異世界に転生するものが多いと聞いた。
まず、異世界に転生するから、 (新しい自分に)なろう系小説なのかと思ったら、 全然違ってて、 小説家になろうという、 小説を誰でも投稿できるサイトに投稿されている小説を指していたそうだ。
過去形なのは、そこから派生して、 別に今ではここに投稿されていなくても、 「オタクの「満たされない」欲望を擬似的(安易に)に「満たして」くれる作品」 「現代社会で生活する平凡な主人公がファンタジーな異世界に放り込まれ、 活躍する」というタイプの作品を指すことが多い そうだ。(wikipediaより)
じゃあ、語源は間違っていたものの、 あながち間違ってはいなかったのかしらん。
で、もう一つの勘違いなんですが、 異世界転生ものっていうのを、 異世界転送ものだと勘違いしていたんですよね。
記憶を持ったまま異世界に行って活躍する話かと思ったら、 記憶を持ったまま異世界で生まれ変わって活躍する話だったんですね。
なんで一回死なないといけないんですかね。 容姿が格好良くならないといけないからですかね。 なんか、そんなの、異世界に転送されたときに イケメンの体に魂が入っちゃったとかでも良い気がするんですけど、 まあ、とにかく死なないとだめらしいです。
異世界転送と異世界転生だと、 1つ大きく違うと思うのが、 戻れるか戻れないかだと思うんですよ。
転送の場合、転送されているわけですから、 なんとかして戻ろうとするし、戻れると思うんですよ。 多分、結構な割合で(なんとなく俺が知っている漫画とかでも)、 戻ることが最終目標になるじゃないですか。
転生の場合、死んじゃってますからね。 これは戻れないですよ。 だから、目的は戻ることじゃないんです……かね? 設定しづらそうな気もしますけど。
まあ、なんで今更こんなことに気づいたかというと、 ネット上で、ネタとして遊ばれていた、 賢者の孫っていう異世界転生系の漫画をちょっと読んだからなんですが。 (もともと、なろう小説らしいです) ま、上から無料で読めるので、 気が向いたら見てみてほしいんですけど、 これ、異世界転生の必要があるのかしらん。
いや、異世界に転生(or転送)された場合、 何が面白いのかというと、常識が異なっていて、 こっちの常識が向こうに通じなかったり、 こっちの常識が向こうで有意義に使えて、 俗に言う、 俺つええ状態(先のwikipediaにもあった活躍する状態)になる のが、一つポイントだと思うんですけど、 この漫画、主人公はなぜか生まれつき魔力が強くて、 別に転生関係なく強いんです。
お為ごかし程度に、言葉を書いたら魔法が使えるようになる 魔道具に、普通の人なら、そっちの長い言葉を書かないと発動できないけど、 主人公は日本語を知っているから、短い言葉で魔法が発動できるという、 なんだかよくわからない(そもそも、その日本語を真道具はよく理解できるな) 利点はあります。
まあ、この漫画、主人公が俺つええ状態で、 何か強力な魔法を発動するたび、 また俺なんかやっちゃいました? とか言って、他の人がこいつ、自分の魔力に気づいてないのか云々かんぬん。 的な流れが、ネットでもネタにされているんですけど、 そもそも、転生していたらその前の世界の常識があるはずなので、 すごい魔法を発動したら、これはすごい魔法だってわかるはずなんですけど、 なぜかそこの常識は転生時に欠落しているという。
じゃあ、俺も異世界に転生するため、 死にまーす。(死なないよ)
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