復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。
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2018 /7 /27
・第2話 船酔
多少ノロケが入ってしまうかも知れないが、
今日は妻について少し話そうと思う。
妻は変人である。
変人であるからこそ、この変人と結婚したのだろうし、
それはつきあう前からわかっていたことなので全然問題ない。
変人であるからこそ、
新婚旅行先にペルー・ボリビアを指定してきた。
理由は、ユーラシア・アフリカ・オーストラリア・北米大陸は行ったことがあり、
南米に行きたいから。
そして、
長距離フライトになるので、
若い内に行っておきたいと。
で、色々盛り込まれたツアーにナスカの地上絵を見たいと要望を告げ、
それを更に盛り込んだツアーになった。
今日(6/27)は1日フリーとなってしまったのだが、
ここに、予定を入れたいと言われたのが一ヶ月前。
予定って?
と聞くと、島に行って海で泳ぎたいと。
なんだ。ずいぶん普通のこと言うなあと。
変人だと思っていたけど。
南半球で、今冬だけど大丈夫? と聞くと、
ウエットスーツがあるから問題ないとのこと。
なら別に良いよ。
と了承し、その島巡りツアーに行くことになった。
妻にしては、ずいぶん普通のこと言うなあ。
そう思っていたが、
それはまったく想像の範囲外であった……
ギャアギャアウバーウバーという、
野生の獣の威嚇音なのか、交尾の音なのか、
(後で知るところによると、どうやらハトの鳴き声)
やかましい叫び声で目が覚める。
午前6時。
シャワーを浴びて布団に入ったのが2時半くらいだったから、
実に3時間ほどしか寝てないことになる。
クソ眠い。
だが、キャツ等は、ギャアギャアウバーウバーと
大きな声を上げている。
眠れそうにもない。
窓を開けると、結構な都会。そして海。
なのに、外には謎の獣。
陰鬱な曇り空だったが、
この時期のリマは毎日曇りで、
日が見れることや雨が降ることはまれとのこと。
そんな地域もあるんだなあ。
すっかり目も覚めてしまったので、妻と朝食。
くだんのツアーが10時発なので、
結構時間があるので、
ホテル周辺を散歩することに。
走っているオバチャンに、ハポン?と声をかけられ、
(妻が)話を聞くと、
在リマ日本人とのこと。
とは言え、日本語はしゃべれず、幼い頃からリマで暮らし、
日本には行ったことがないのだという。
ペルーと言えば、
フジモリ氏が大統領を務めていたと言うこともあり、
日系人も多く、なかなかの親日。
日本料理屋なども散見された。
ふらふらとショッピングモールなどを見物していると、
(このショッピングモールも入っているブランドは、
ほとんど日本と同じだった)
ほどよい時間になったので、
ホテルへ戻る。
水着などを準備し、ホテルのロビーで待機していると、
お迎えがやってきたので、
車に乗る。
運転手さんは、サッカーのラジオを聞いており、
やっぱりこっちではサッカーが人気のご様子。
韓国とアルマニアが試合しているとのこと。
アルマニアって何だろう?
と妻に聞くと、ルーマニアのことじゃない?
とのこと。なるほど。
しばらく進むと港に到着。
ここから、船に乗る。
複数の人達と一緒に行くツアーだったが、
日本人はおらず。
ぬ? マイナーなツアーなのか?
といぶかしがる。
船に乗ってしばらくすると、
船酔いの薬を飲むか?
と言われるが、
そんなものは要らないと断固拒否。
そもそも、船酔いなどと言うのは、軟弱な……
なんじゃ……
き……気持ち悪い。
あっさり船酔いでダウン。
船が異常に揺れてたのと、
カメラをのぞき込んでいたことが原因と思われるが、
今まで船酔いなんてほとんどしたことがなかったので、
ちょっとビックリ。
ゲロ吐きそうになりながら島巡り。
特に上陸するわけでもなく、
遠くから眺めるのみ。
時々鳥の大群が横を通り抜ける。
うーん。
思ったより退屈だなあ。
気持ち悪いし。
長いなあ。
でも、……この寒さの中、
泳げるのだろうか?
そう。外気は17度と比較的肌寒く、
本当にこんな中、泳げる場所があるのか?
と、停船。
水着に着替えやがれとのこと。
え? どこで? ココで。船の中で。
クソ寒い! と思いつつ、揺れる船の上、
更に気持ち悪くなりながら着替える。
と、ウエットスーツを渡されるので、それを着る。
いくらウエットスーツだからって限界がある。寒い。
それじゃあいくよー!(意訳)とガイドさん。
見ると、船から海にドボン。
マジか……。
この寒さで……。
浮き輪を体に着けているから
沈まないとは言え……
この寒さで。
南無三!
船から海中にドボン。
あれ?
寒くない。
むしろ暖かい!
……何てことは全くなくて、
クソ寒い。
まるで氷水の中に入っているよう。
なんだこれなんだこれなんだこれ。
と思っていると、目の前に大量のアシカ。
うほおおお。
手をのばせば触れられそうな位置に大量のアシカが登場。
こ。
これは……
寒い……寒いけど……
楽しいぞ!
極寒の海の中、必死に手足を動かしていると、
何となく、あったかくなってきたような気もしなくもないくらいの暖かさで、
目の前にいる大量のアシカを見てテンションが上がる。
こ……
これは……
普通じゃない!
さすが妻や。
普通のプランかと思ったら、
全然普通じゃネエ。
こんな頭の悪いツアー。
なかなか申し込もうったって申し込めるもんじゃねえ。
で。
30分くらい極寒の海を堪能したら船の上に戻り、
タオルで体を拭いて終了。
寒いし、べたべたするけど、
シャワーなんて大それた物は無し。
揺れる全内で必死に吐き気と闘いながら、
洋服に着替え直す。
インカコーラとスナックが出てきたので、
インカコーラ? なんだそれ? と思って飲んだら、
安いオロナミンCみたいな味のジュース。
うわあと思いつつ、
のども渇いていたので飲み干す。
帰りは、船がゆっくりだったからか、
吐き気も治まり、特に何の問題もなく陸地へ。
揺れてない地面最高。
日本で事前にツアーを申し込んだときに、
昼食の表記がないが、
昼食は出るのか?
という問い合わせに、
昼食は出ません。
帰り、近くにレストランがあるから、
食べたかったらそこで食べてください。
的な返事が来ていたんですが、
どこかでこじれたのか、
そのレストランを我々が予約していることになっていて、
レストランの人も我々のために店を開けて待っているとのこと。
とはいえ、髪も洗いたいし、
さっき食べたスナックでそこそこ腹も満たされているし、
今(15時過ぎ)に食べちゃうと
夕食食べられなくなるから、
予約はしていないと主張。
解せんといった感じの表情を浮かべられたが、
予約してないものはしてないし。
ただ、そこで食事する予定だったから、
送迎の運転手さんが来るまでは結構(40分くらい)またされた。
なんか釈然としない。
送迎の車に乗ると、
韓国がアルマニアに勝ったぞ!
スゲー! みたいなことをスペイン語で言われる。
だからアルマニアってどこなのよ。
後で(っていうか、今思い出して)調べたら、
スペイン語でアルマニアはドイツ。
ドイツを韓国が下していたのですね。
そいつはすげーし、
そういえば、そんなニュースを見た気もする。
っていうか、ルーマニアじゃないぞ妻よ。
一旦ホテルに戻って、
シャワーを浴び、着替えた後にリマの町へ繰り出す。
ガイドさんオススメの店で夕食を食べ、
くたくたになってホテルに戻ると、
午後11時。
明日はナスカの地上絵を見に行くと言うことで、
5時半集合。
……5時半集合?
と言うわけで、とっとと寝ることにして、
布団に潜り込むのであった。
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