復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2018 /7 /30
・第4話 兆候
5:30集合なので、4:30起き。
クソ眠い。

昨晩タッパーに詰めてもらった冷えた飯を
2人でむさぼる。
冷えててもうまい。
食パンよりこっちがましだな。

と思いながら、もりもり食べる。

今日は移動日なので(というか、これから毎日ホテルが変わる)、
スーツケースに荷物を詰め、
今晩泊まるところ用の荷物をリュックに詰める。
スーツケースだけ、クスコという町に預け、
マチュピチュ村という村に移動する予定なのだ。

朝5時半。
スペイン語のドライバーさんと合流し、空港へ。
国内線なので、乗り換えはアッサリ終了。
今日移動するクスコは、地上3600m。
富士山と同じくらいの標高の町なので、
高山病にかかったりすることもあるらしい。
空気も相当薄いとのこと。

大丈夫かなあ。
と思って飛行機を降りるが、
いつもと同じ感じ。
特に空気が薄いとも感じない。

日本語のガイドさんと合流。
今日は(というかこれ以降毎日)、専属のガイドさんと
運転手さんとクスコの町を回るとのこと。

飛行機の到着が1時間遅れたので、
ちょっと急ぎ目で回るとのこと。

最初はクスコの市場。
市場を巡るのは楽しいのでゆっくり巡りたかったが、
クスコにいられるのは今日だけ&予定がギッシリなので、
さっと見て終了。



途中で、黒ビールとフルーツを混ぜた
ミックスジュースが美味しいと言われたので飲む。
作っているのを見ていると、
マンゴーとか、牛乳とかも入っている。
蜂蜜まで入れだした。
とにかくあるものを手当たり次第に入れている感じ。

うーん。
これ、本当に美味しいのか?

おそるおそる口にすると、
ほんのり苦くて甘くて……
めちゃくちゃ美味しい。



ほろ酔い加減で、市場を抜け出て、町中へ。

町中では、インカ時代に作られた、
ジューニカッケーの石があるとのこと。
なんだ? ジューニカッケーの石って?
と思ったら、12角形の石。



12角形の石?
なんか、スゴイらしいけど、
イマイチすごさがよくわからない。

あとで調べたところによると、
カミソリの刃も通らないくらい、
隙間無くピッタリはまっているのがスゴイとのこと。
うーん……?
そうなのか?

何か、日本の城の石垣も結構すごいんじゃないかな?
と思ったりするんですけど。
あれも隙間ない気がするんだけどな?

その後、豹と蛇の形をしているという石垣を見、
んー? どこが豹と蛇なんだ? と思ったら、
横に回答があって、
こう見るのか!
全然予想と違ったぜ!
と思ったり、



土産物屋に入って、
妻が自分へのお土産を買っている最中に、
ヒマだから外に出ようとしたら、
トモダチートモダチーと女の子にしがみつかれて、
何か買っていけと言われたりした。
(結局妻が買ったので、開放された。
 あと、何かハグされた)

で、興味ない石も見たしと言うことで昼食。

美味し。

で、何か色々遺跡巡り。
一部、中に入らず外で写真撮影だけだったのは、
飛行機が遅れたからなのか、
それとも元からそう言うプランなのか。

とりあえず色々見る。



これでもかと色々見る。





と、妻がしんどそう。
なんでも、心臓が痛いとのこと。

なに!
救急車を呼べ!
オペだ!
高山病か?
大丈夫か?
と心配するも、
少し落ち着いたら落ち着いてきたとのこと。
うーむ。心配だ。

その後、アルパカとかリャマとかがいる
動物園チックなところに行き、
動物とふれあう。



ふれあいながら、
そう言えばガイドブックにアルパカって
食べられるって書いてあったよなあ……

とか思っていたのはナイショだ。
(次の日食べたけど)

で、翌日マチュピチュ遺跡を見学するため
マチュピチュ村に移動。

マチュピチュ村には、オリャンタイタンボという駅から、
電車で2時間弱。
さらに、そのオリャンタイタンボと言う駅まで、
この動物園から車で2時間。

うわあ。移動祭りだ……。

げんなりしながら、
オリャンタンタイポ駅に到着。

停電なのか、何なのか、外が真っ暗。
普段からこうなのか知らん?
と思うまもなく、ガイドさんが、
急がないと電車出ちゃうから急いでと言われる。
急いでと言われても辺り真っ暗。

空を見上げると、満天の星空。
南十字星がきれいだ。
そういえばここ、南半球なんだよな。
ということは……
と、思案しながら夜空を眺めていると、
ガイドさんに急いでくれと追い立てられる。



暗闇の街を進んでいくと、
真っ暗なんだけど、
所々で電気が灯っている。
なんだあれ? と思ったら、ワールドカップの映ったテレビ。
電気は消えていても、ワールドカップは楽しむのか!
すごいなあ。
っていうか、テレビ付くなら電灯も点くんじゃないの?
なんなの?
と思ってたら目の前にゲート。
ゲートの中は明るいだろうと思ったら真っ暗。

真っ暗の中に電車。

ううむ。
これは。
……ガイドさんいなかったらたどり着けなかったんじゃないか。

と思いつつ電車に乗り込む。

電車の中は学生が一杯いて、
ウエイウエイ言っている。

うるせえなあ。
と思いながら乗り込む。

定刻。
電車が動き出した……
と思ったらがくんと止まる。

どうやらうっかり反対側に動き出してしまったようだ。

いやいや。あるか? そんなうっかり。

ちょっとドキドキしつつ、
電車は進んでいく。

窓の外は真っ暗なのので何にも面白くない。
また、座席も固くて、山道なので電車が揺れる揺れる。

寝ようと思っても周囲はうるさいし、揺れるし、眠れず。

横を見ると妻はグースカピー。

むう。
こうなったら、本でもy……

……

……

クスコという町は、標高3800m
オリャンタイタンボは、標高2800m
マチュピチュは、標高2400m

スゴイ勢いで、下っているわけだ。
それが原因かはわからないが、
なんか、頭が押しつぶされるようにいたくなってきた。

ウゴゴゴゴゴゴ……

気圧の変化なのか?
それとも、今週の月曜から
合計10時間くらいしか寝てないからなのか?

スゴイ頭痛が酷くてへろへろになったところで
マチュピチュ駅に到着。

ガイドさんが待っていてくれて、
明日は7時集合にしましょうとのこと。
ツアーの日程表に5時から回るって書いてあったから、
5時起き(あるいはそれ以前)なのかと思い、
この体調で大丈夫かしらん?
と思っていたので、
7時起きは嬉しい。

2つ返事でOKして、ホテルへ移動。

ホテルはすごく広くて、
飯もメチャクチャうまかったんですが……

体調不良でダウン。

そもそも、ツアー会社が最初、
このホテルの予約が取れなかったんで、
別のホテルでも良い?
って言ってきたんで、ホテルの値段検索したら、
1人当たり2万くらい(つまり計4万)違ったので、
なんとかできないの? と聞いたら
なんか、なんとかできたらしいくらいの
良いホテル。
(っていうか、なんとかできるなら、
 最初から何とかしろよと思うんだけどね)

良いホテルだし、飯もうまかったんだけど……
バタンキュウ。

妻が高山病で倒れるかと思ったら、
自分が倒れてしまうとは。

明日はマチュピチュを歩く予定だけど、
大丈夫なのかなあ?
と思いながら、横になると、
あっという間に眠りについてしまうのでありました。



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