復活日記
written by YOLY
生まれ変わって、虫になって。

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 2018 /7 /3
・満身創痍
どうも。
高山病と下痢と胃痛に悩まされているYolyです。
今日が終われば高地終了(旅も終了)なので、
薬の力でなんとか乗り切ろうと思ってます。

まあ、旅が終了って言っても、
帰りの道中が48時間(途中で、1泊……と言っても滞在5時間程度……しますが)
かかるので、ちょっと軽く戦慄です。
遠くまで来たもんだ。

ついさっき、筋少ファンなら一度は見たいであろう(そうか?)
アレの撮影に成功しました。
肉眼だと、どれだかよくわからなかったんですが、
撮れてたんで勝ちってことでいいです。
詳細は帰国後にぼちぼち書いていきますんで、
よろしくお願いいたします。



 2018 /7 /5
・死ぬかと思った
高山病が超悪化し、ほとんど自力呼吸ができなくなって、
酸素ボンベを使って呼吸してました。
死ぬかと思った。

今はほぼ回復してますが、
まだ、ほぼな上、これからまだ家に帰るまでは
20時間もあるので、
ゲロ吐きそう。

でも本当にゲロ吐きそうなくらい
気持ち悪かったりもする。


 2018 /7 /6
・到着!
成田に到着しました。
なんとか生きてます。

大阪に帰らなきゃいけないのが面倒ですが、
成田に降り立った瞬間、エナジーが満ちて行きました。

あと少し!


 2018 /7 /7
・お便り
旅行中にお便りが溜まっていたので、
お返事させていただきます。
ありがとうございます。

旅行記は近日中に書きますので、
長い目で見ていただけたらと思います。

時差ボケなのか疲労感なのか、
眠気がやばい。

よりいさんの新婚旅行のドタバタ旅行記が読めるようになるとは、感慨深いですな。

はしゃぎ過ぎたらアカンよ。
お気をつけて。


いやあ、見事にはしゃぎすぎて、
ぶっ倒れました(笑)。

ドタバタなんてするわけねえだろ!
って思ってたら、
一人の時よりドタバタしてたかもしれません。

新婚旅行南米ですか
てっきりインドに行くのかと思ってました
新婚旅行中のyolyさんに
良いことしかないことを祈っております
日本から


2人ともインドには行ったことがありましたからね。
特にヨメは、北米・ユーラシア・オーストラリア・アフリカの
4大陸には行ったことがあるから、
南米に行きたいと。

しかし南米遠い。

移動だけでヘトヘトでした。

基本的には楽しかったんですが、
本当に高山病が辛くて辛くて。
細かいことは追って話しますので、
楽しみにしていてください。

南米でマフィアに誘拐され、絶体絶命のピンチ、
大して金持ってないことがばれてもういいや、
埋めちまえ、となったYOLY夫妻。

あまりの絶望におかしくなり、
「こーれーでーいいのだー」と歌っていたらマフィアの親分(日系)が
「おいまて、それキンショーか」
「俺の爺さんがよく家でかけてた。ほかにも知ってるか」
と言われて仏陀Lからフュチャーまで一晩ぶっ通しで全曲歌い、
ラストのT2を車内で大合唱して空港まで送ってもらった、
的な話を期待しています。


何だそりゃ(笑)。
あーでも近いことはあったか。
いや、全然近くないか。

無事に帰国されたようで何よりです。
お疲れのところ大変申し訳ないのですが、
ドタバタ新婚旅行イチャイチャバージョンの執筆を
お願いいたします。


落ち着いたら書き始めますので
しばしお待ちを。

まずは写真の整理から……

まあ、イチャイチャってよりも、
ヘトヘト……
もしくは、ギリギリ……
もしくは、ぐちゃぐちゃとか、
そんな音が似合いそうですけど。


 2018 /7 /10
・眠くて眠くて眠くて眠い
何だかとても眠くて眠くて眠くてたまらないのです。
時差ボケかな?
もう3日経つんだけどな。

困った困った。


 2018 /7 /13
・由なし
体調若干崩してます。
へろへろ。
旅行記も書いてますけど、
あんまり面白くないかも?

音泉の最終発表。
筋少はなし。
ちょっと残念。
てか、関東のイベントに比べて関西少ない。
ムキー!

まあ、11月にライブあるからいいか。
そろそろ予約……とおもったらまだのようす。
7/11〜は、渋谷のイベントだけだったのね。
早く……!


 2018 /7 /17
・中年、グリグリメガネ買う
10年ぶりにメガネを買った。

10年前にメガネスーパーだか、メガネドラッグだか、
そんな感じのメガネ屋でメガネを購入して以来だ。

その時、最初に手に取ったフレームは
5000円だったのに、
なんかなんだかんだ取られて、
最終的に3万円くらいになって、
メガネの相場なんてわからないから、
まあ、それでいいか。
と買ったという話を人にしたら、
みんなに高えよ!
と言われた上、
免許更新のために買いに行ったのに、
出来上がりが2週間後で、
間に合わないから結局メガネなしで免許更新して。
という話を人にしたら、
そんなに時間かからないよ!
と言われたので、
なんかもう、
メガネ作るの怖いなと。

そう思ってたんですけど、
妻が、一緒について行ってくれるからと。

じゃあ買うかと。

そしたら、なんと、
5000円で30分で作れて。
すごいなぁzoff。

かけたあと、調整してくれて。
前のメガネはなんかずっと傾いてたんですよね。
よく考えるとひどいな。
ひどいぼったくりだ。

ちなみに、その時一番安いレンズにしてこれですからね。
薄型レンズとかじゃないですからね。

調べたら、メガネスーパーだ。
全国チェーンなのに。
ひどいなあ。

ちょっと度を強めにしてもらったので、
よく見えすぎるのと、
物の大きさがすごく小さく見えるのが、
不思議な感じ。
慣れるのかなあ。
慣れるほどかけなそうだけど。

・視力
でも、結構軽くて装着感が悪くない
(今までのは結構重くて装着感が悪かった。
なにせ、傾いてたからな……)
ので、ずっとつけるのも悪くないかも。
てか、なんか、ボリビアから帰ってきてから、
目の調子が悪いんだよね。
何でかってのも、何となくわかってるんだけど。
まあ、それはおいおい。

てか、ボリビアにも持っていけば良かった。
一応メガネ持って行ったけど、
ほとんど使わなかったし……


 2018 /7 /19
・日本昔ばなし
常田富士男さんが、逝去されたとの報。
常田富士男さんといえば、まんが日本昔ばなしでおなじみで、
大学時代に伊集院光のラジオで、
私のビートルズという、ジョンとポールが愛し合ったり、
ハッシッシをハゲタカにあげたり、
とにかく狂った感じの世界観が面白くて、
どこかのサイトでmp3が販売していたので
(現在はないっぽい?)、
思わず買って。

それから数年後、電車でオーケンがカバーしてた時には、
ニヤリと笑った物です。
原曲の方はすっとぼけた感があって
妙に味があるので、
何かの機会で聴ける人は是非聴いてみてください。

ユーチューなんとかで
検索するとゲフンゲフン。

yoiyさん普段はコンタクトなんですか?


普段は裸眼ですよ。
裸のガンを持つ男。
てか、誰だい。よぃいって。
何だか妙にチカラが抜けるぞよぃい。



 2018 /7 /23
・くじ
ファミマで買い物したらくじを引けて、
エビアンが当たったから、
その場で代えようかと思ったら、
できましたら、次回ご来店の際にお使いくださいと言われた。

今まで大体その場で代えてくれてたので、
珍しいこともあるもんだなと。
方針が変わったのかしらん。

あのくじって、700円に微妙に届かなかったとき
悔しいんだよね。
店員によってはあと50円でくじひけますけどどうします?
とか聞いてくれる人がいて、
そうするとちょっと嬉しい。

一回、690円だったけど、
常連だからか引かせてくれた店員さんがいて。
まあ、嬉しいけど、
それ以降、引かせてくれないことが、
悔しくなるから、それはそれでダメかもなあと。

そういえば、かなり昔の話だけど、
顆粒だしが当たったことがあって、
そのときレジしてたおばちゃんに、
あなた、どうせダシなんて使わないでしょ?
私にくれない?
って言われたことがあって、
え? 何言ってんだこの人?
って思ったことあったなあ。
え、いや、使いますよ。
って言ってもらったものの、
それまで顆粒だし使ったことなくて。
でも、せっかくだからと使ってみたら、
すごい便利で、今ではキッチンにストックされていることを考えると、
あれは、だしの女神様だったんだなと。

……思えないよなあ(笑)。


 2018 /7 /24
・天神祭
今年も大阪に天神祭がやってきました。
やってきましたと言っても、
1回くらいしか行ったことはないんですが。

今年は、引っ越したために通勤経路が
天神祭に思いっきり被ってしまい、
大変かな? と思ったらさほどでもなく少し拍子抜けです。
とはいえ、明日の方が本番らしいので
気をつけなくては。

本当なら妻と巡ろうと話していたのですが、
海外出張に出かけているので
一人お留守番です。

せっかくなので、一人で祭りを巡りましたが、
あまり楽しくなかったので、
そそくさと帰って来てしまいました。

なんか、我ながら変わったなあと思います。

ところで、天神祭というとある人のことを思い出すのですが……

・婚活地獄
天神祭といえば思い出す人がいるのです。
名はTさんと言います。
3年前の天神祭の日に知り合いました。

2015年。
やれ友人が結婚したとか、
やれ友人に子供ができたという話を聞き、
そして、やはりまだ大阪に馴染めなかったこともあり、
結婚相手、あるいは恋人が欲しいなあと思っていた私は、
ちょいちょい婚活パーティーに参加していたのです。

その日も、婚活パーティーに参加したところ、
事前の話では男女30人ずつのパーティーだと聞いていたのだが、
男女3人ずつしかいない。

主催者によると天神祭だから、
人が集まらなかったのかもですね。
とのこと。

かもですね。
じゃねーだろ!
と思ったけど、お金が返ってくるわけでも無し。
飲み会系の婚活パーティーだったので、
せめて酒飲んで元取ろうと。
まあ、30人いようと、3人だろうと、
たった1人いい娘がいればいいんだよ。

と、気持ちを切り替えて楽しむことに。

……が、
女性3人は元からの知り合いらしく、
こっちのことを無視して、
3人で楽しみ始めたのです。

なんとか話に入ろうとする男3人。
しかし、特に盛り上がる話もないまま、
無情にも制限時間は終了。
お開きとなったのでした。

あーあ。
と思っていたら、
その時、Tさんから、
ラインを交換しませんか?
と言ってきたのです。

え?
僕なんかでいいんですか?
……っていうか、それは、
女性に言った方がいいんじゃないですか?

そう。
Tさんは、男性だったのです。

それからTさんには、
毎週のように婚活飲み会一緒に行かない?
と誘われました。

土曜日に飲んだ次の日に誘われることもありました。
日曜日に飲むと、月曜を気にして飲めないので
断っていたんですが、
じゃあいつ飲めるの?
と、だんだんこっちへの束縛が強くなってきて、
婚活で、こっちがうまくいきそうになると、
抜け駆けは許さないよとか、
脅してくるようになったので、
だんだん面倒くさくなってきました。

一緒に飲むと楽しいのですが、
女の人がいない飲みは絶対にこないですし、
私をくさすようなネタを必ずやってくるのも、
ちょっと嫌でした。
(その割にちょっとでもバカにしたようなこと言うとめっちゃ怒るし)

そういうのが透けて見えてたのか、
女性うけもそこまでいいわけではなく、
Tさん以外で飲みたいと誘われたこともありました。
(とはいえ、その人がそんなにタイプではなかったことと、
個人的には友人と思っていたので、
その人をバカにする人とは飲みたくないなと断りましたが)

良い人ではあったと思うんですけど、
多分、結婚相手を探すというより、
都合のいい飲み友達が欲しかったんじゃないかなあと。
女の人を口説くというより、
次の飲み会のセッティングに夢中になってた感じで。
男も女も呼んで。
気に入らない人は破門だ!って言って。
女性が2次会や3次会にこないと、
ラーメン屋で今日の女はノリが悪いとか、
ブサイクだとか、散々愚痴ってたしなあ。
そういえば、今日のあの人は良かったとかって、
聞いたことないな。

で、2年くらいなんだかんだで月1くらい一緒に婚活飲みに行ってたんですが、
ある時、気付いちゃったんですよね。
Tさん40代後半だったんで、
Tさんに合わせてると、
女の人が、アラフィフの年上だってことに。
で、僕の婚活の目的の大きなところには、
子どもが欲しいというのがあったので、
その年齢層だと厳しいということに。

一回、60代の人の飲み会にも参加した
(というか、させられた)
けど、さすがにちょっと、終活の話とかは
ヘビーすぎてついていけないというか……
恋人としてはさすがに見れないというか……

なので、一緒に飲みに行くことに
若干乗り気ではなくなってきてたんですね。
で、乗り気でないことに向こうも気づきはじめて、
そうすると、まあ、手駒が言うこと聞かないもんだから、
次断ったら破門だよ。とか言ってくるわけですよ。
正直、破門(笑)って感じだったし、
破門でもいいよと思ってたな。
で、そんなある日、来月X日飲み会行かない?
と言われて、良いですよ。と返したら、
あ、ゴメン別の人と別の飲み会行く約束してた。
ダメになったらいこう。
と言われたので。まあ、仕方ないな。
と思って別の予定入れたんですね。
そしたら2週間後くらいにその予定がダメになったらしく、
予定ダメになったから、当初の予定通り婚活行こう。
って言われて、あ、予定入れちゃいました。
って言ったら、
ダメになったら行こうって言っておいたよね。
と、ブチ切れられて、
それ以降、一切連絡は取っていないんですね。
これがちょうど一年前で。

その直後、僕は妻と出会い、結婚したわけで。

あの人は今もまだ、婚活しているんだろうな。
いや、あれは婚活なのかな。
なんとなく思ったのは、
婚活に慣れると、次があるからいいやとか、
次に、もっといい人が来るかもとか、
そう言う、なんか、今を生きてない感じになっている人が多くて。

あの日Tさんに会ったおかげで色々経験できたし、
悪い面も学べたし。
そのおかげで結婚できたと思ってるんですよね。

ま、そんな妻は今は海外に行っていないんですけど。

寂しさにかまけてだいぶ書いてしまいました。
ペルー・ボリビア旅行記もそろそろ上げはじめたいと思いますので、
しばしお待ちください〜。


 2018 /7 /26
・ペルー・ボリビア旅行記第1話 不眠
というわけで、ようやく半分くらい書き上げたので、
そろそろ上げて行きます。

というわけで1話目。
タイトルは不眠。
全8話の予定です。

6月26日 午前5時(日本時間)

仕事が終わってから、飛行機で寝ようと、
ふらふらになりながら起きていたオレは妻をたたき起こすと、
用意していたスーツケースを持って、伊丹空港へ向かった。

6月26日 午前8時(日本時間)

伊丹空港でひっぱりだこ飯を購入し、
飛行機へ。
眠いけどまだ寝てはいけない。
これからもっと長い旅が始まるのだからと思い、
頑張って起き続ける。

6月26日 午前11時(日本時間)

成田空港から、アメリカはダラス行きの飛行機に搭乗。
ここから、11時間の飛行機の旅。
やっと眠れる。
すうっと意識がなくなった……が、
30分くらいで目が覚める。

やべえ。
テンション上がりすぎてスゴイ眠いのに眠れない!

ま。いっか。
と、起きたりうとうとしたりを繰り返し、
お酒をたしなんだり、家から持って行った
古畑任三郎のDVDを見たりしながら、
11時間の恐ろしく長い旅を終え、ダラスに到着。

6月26日 午前8時(ダラス時間)

まだ、6月26日かよって言うか、時間巻き戻ってるよ。
なんだよ日付変更線て。
と思いながらダラス到着。
折角のアメリカだからとハンバーガーを食べる。
会計を間違えた黒人のオバチャンが、
アメリカ映画かよ的なリアクションを取っていたのが面白かった。

6月26日 午後12時45分(ダラス時間)

5時間待ってやっとフライト。
今度はマイアミへ。
ここは4時間のフライト……と思ってたら、
マイアミは1時間時差があるので3時間。
本来長いはずなのだが、あっという間。
マイアミでは、午後5時45分発の飛行機だから、
2時間の余裕があ……

6月26日 午後4時45分(マイアミ時間)

るとおもったら、こっちも時差がかかることを忘れていた。
のたのたしていたら、結構ぎりぎりの時間であることに気づいて、
(気づいてよかった)
慌てて、マイアミ発の飛行機に乗り込む。

6月26日 午後11時30分(リマ時間)

飛行機の出発が1時間ほど遅れ、
5時間のフライト……と思ったら、
リマの時間はダラスと同じでマイアミ−1時間。
6時間のフライト。うへえ。
猛お腹いっぱいだよ……。
と思いつつ、午後11時30分にペルーはリマの空港に到着。

ちなみに、リマの
6月26日 午後11時30分は、
日本の
6月27日 午後12時30分。

実に、32時間もの移動だったのでした。
疲れた。

その間……というか、
それ以前も徹夜状態で、
2・3時間うとうとしただけなので、
くたくただ。

眠りたい。

空港でガイドさんと合流。
延々と旅の注意事項とか話し始めた。
今、もう、深夜だZe。

もう、いいんじゃないかな?
頭にまったく入ってこないし。
と思うも、延々と説明は続き、
やっと車へ移動。

車でも町の歴史などを延々説明。
うへえ。と思って居ると、
30分くらいでホテルに到着。

もういいよね?
ホテルで寝てもね?

と思ったら、ここでも説明が延々と……

そんなに説明することがあるなら、
町の歴史飛ばしてでも、
車の中でして欲しかったよ。

段々イライラしてきたので、
相手が何か言う前に、わかりました。
はい。それでOKです。
と言って先にドンドン進む作戦にて、
なんとか終了。
気づいたら午前1時。
これからこのガイドさんと一緒なのかと思ってたら、
この人は今日でおしまいとのこと。ザ・グッバイ。

時計を見ると午前1時過ぎ。
うわあクソ眠い。

部屋に移動すると、
結構良い部屋でテンション上がる。
しかも最上階。
妻によると湯船もあるとのこと。

早速お湯溜めて、
湯船につかろう。

その前に、ちょっと寒いので、
エアコンつ……

あれ?

エアコンつ……つ……つかない。
エアコンが反応せず、何か、電源ボタンがピカピカ光っている。

フロントに電話すると、
何とかするからちょっと待って欲しいと言われ、
ちょっと待ってたら、
何ともできないから、1階下に移動して欲しいと言われる。

急いで、部屋中に広げた荷物をまとめ上げ、
1階下に移動。

こっちは無事にエアコン起動。

さすがにくたくたのくたくたなので、
湯船につかろうと思ったら、
こっちの部屋は湯船は無し。

ていうか、真下の部屋だけど、
全体的にグレード下がっている感じ。

うへえ。

最初から思いやられるなあと思いつつ、
もうくたくたなので早く寝ようと、
布団に入るのであった。


 2018 /7 /27
・筋肉少女帯、デビュー30周年アルバム「ザ・シサ」10月31日発売決定!
 と言うわけで、アルバム名と発売日が発表されました。

 「ザ・シサ」 10/31発売です。

 てか、なんだシサって。視差か?
 パララックスビューのことか?

 初回限定盤A(CD+BD)
 初回限定盤B(CD+DVD)
 通常盤(CD)の3タイプで発売とのこと。

 初回限定版にBDが付くなんて、
 良い時代になったものじゃのう。

・第2話 船酔
多少ノロケが入ってしまうかも知れないが、
今日は妻について少し話そうと思う。

妻は変人である。

変人であるからこそ、この変人と結婚したのだろうし、
それはつきあう前からわかっていたことなので全然問題ない。

変人であるからこそ、
新婚旅行先にペルー・ボリビアを指定してきた。
理由は、ユーラシア・アフリカ・オーストラリア・北米大陸は行ったことがあり、
南米に行きたいから。
そして、
長距離フライトになるので、
若い内に行っておきたいと。

で、色々盛り込まれたツアーにナスカの地上絵を見たいと要望を告げ、
それを更に盛り込んだツアーになった。

今日(6/27)は1日フリーとなってしまったのだが、
ここに、予定を入れたいと言われたのが一ヶ月前。

予定って?
と聞くと、島に行って海で泳ぎたいと。
なんだ。ずいぶん普通のこと言うなあと。
変人だと思っていたけど。
南半球で、今冬だけど大丈夫? と聞くと、
ウエットスーツがあるから問題ないとのこと。
なら別に良いよ。
と了承し、その島巡りツアーに行くことになった。

妻にしては、ずいぶん普通のこと言うなあ。
そう思っていたが、
それはまったく想像の範囲外であった……


ギャアギャアウバーウバーという、
野生の獣の威嚇音なのか、交尾の音なのか、
(後で知るところによると、どうやらハトの鳴き声)
やかましい叫び声で目が覚める。
午前6時。
シャワーを浴びて布団に入ったのが2時半くらいだったから、
実に3時間ほどしか寝てないことになる。
クソ眠い。
だが、キャツ等は、ギャアギャアウバーウバーと
大きな声を上げている。
眠れそうにもない。

窓を開けると、結構な都会。そして海。
なのに、外には謎の獣。



陰鬱な曇り空だったが、
この時期のリマは毎日曇りで、
日が見れることや雨が降ることはまれとのこと。
そんな地域もあるんだなあ。
すっかり目も覚めてしまったので、妻と朝食。

くだんのツアーが10時発なので、
結構時間があるので、
ホテル周辺を散歩することに。
走っているオバチャンに、ハポン?と声をかけられ、
(妻が)話を聞くと、
在リマ日本人とのこと。
とは言え、日本語はしゃべれず、幼い頃からリマで暮らし、
日本には行ったことがないのだという。

ペルーと言えば、
フジモリ氏が大統領を務めていたと言うこともあり、
日系人も多く、なかなかの親日。
日本料理屋なども散見された。

ふらふらとショッピングモールなどを見物していると、
(このショッピングモールも入っているブランドは、
 ほとんど日本と同じだった)



ほどよい時間になったので、
ホテルへ戻る。

水着などを準備し、ホテルのロビーで待機していると、
お迎えがやってきたので、
車に乗る。

運転手さんは、サッカーのラジオを聞いており、
やっぱりこっちではサッカーが人気のご様子。
韓国とアルマニアが試合しているとのこと。
アルマニアって何だろう?
と妻に聞くと、ルーマニアのことじゃない?
とのこと。なるほど。

しばらく進むと港に到着。
ここから、船に乗る。

複数の人達と一緒に行くツアーだったが、
日本人はおらず。
ぬ? マイナーなツアーなのか?
といぶかしがる。

船に乗ってしばらくすると、
船酔いの薬を飲むか?
と言われるが、
そんなものは要らないと断固拒否。

そもそも、船酔いなどと言うのは、軟弱な……

なんじゃ……

き……気持ち悪い。

あっさり船酔いでダウン。

船が異常に揺れてたのと、
カメラをのぞき込んでいたことが原因と思われるが、
今まで船酔いなんてほとんどしたことがなかったので、
ちょっとビックリ。

ゲロ吐きそうになりながら島巡り。
特に上陸するわけでもなく、
遠くから眺めるのみ。



時々鳥の大群が横を通り抜ける。



うーん。
思ったより退屈だなあ。
気持ち悪いし。
長いなあ。

でも、……この寒さの中、
泳げるのだろうか?

そう。外気は17度と比較的肌寒く、
本当にこんな中、泳げる場所があるのか?

と、停船。
水着に着替えやがれとのこと。
え? どこで? ココで。船の中で。

クソ寒い! と思いつつ、揺れる船の上、
更に気持ち悪くなりながら着替える。
と、ウエットスーツを渡されるので、それを着る。
いくらウエットスーツだからって限界がある。寒い。

それじゃあいくよー!(意訳)とガイドさん。
見ると、船から海にドボン。

マジか……。
この寒さで……。

浮き輪を体に着けているから
沈まないとは言え……
この寒さで。

南無三!

船から海中にドボン。

あれ?
寒くない。
むしろ暖かい!



……何てことは全くなくて、
クソ寒い。
まるで氷水の中に入っているよう。

なんだこれなんだこれなんだこれ。
と思っていると、目の前に大量のアシカ。

うほおおお。
手をのばせば触れられそうな位置に大量のアシカが登場。
こ。
これは……
寒い……寒いけど……
楽しいぞ!

極寒の海の中、必死に手足を動かしていると、
何となく、あったかくなってきたような気もしなくもないくらいの暖かさで、
目の前にいる大量のアシカを見てテンションが上がる。



こ……
これは……

普通じゃない!
さすが妻や。
普通のプランかと思ったら、
全然普通じゃネエ。

こんな頭の悪いツアー。
なかなか申し込もうったって申し込めるもんじゃねえ。

で。
30分くらい極寒の海を堪能したら船の上に戻り、
タオルで体を拭いて終了。

寒いし、べたべたするけど、
シャワーなんて大それた物は無し。
揺れる全内で必死に吐き気と闘いながら、
洋服に着替え直す。

インカコーラとスナックが出てきたので、
インカコーラ? なんだそれ? と思って飲んだら、
安いオロナミンCみたいな味のジュース。
うわあと思いつつ、
のども渇いていたので飲み干す。

帰りは、船がゆっくりだったからか、
吐き気も治まり、特に何の問題もなく陸地へ。

揺れてない地面最高。

日本で事前にツアーを申し込んだときに、
昼食の表記がないが、
昼食は出るのか?
という問い合わせに、
昼食は出ません。
帰り、近くにレストランがあるから、
食べたかったらそこで食べてください。
的な返事が来ていたんですが、
どこかでこじれたのか、
そのレストランを我々が予約していることになっていて、
レストランの人も我々のために店を開けて待っているとのこと。

とはいえ、髪も洗いたいし、
さっき食べたスナックでそこそこ腹も満たされているし、
今(15時過ぎ)に食べちゃうと
夕食食べられなくなるから、
予約はしていないと主張。

解せんといった感じの表情を浮かべられたが、
予約してないものはしてないし。

ただ、そこで食事する予定だったから、
送迎の運転手さんが来るまでは結構(40分くらい)またされた。
なんか釈然としない。

送迎の車に乗ると、
韓国がアルマニアに勝ったぞ!
スゲー! みたいなことをスペイン語で言われる。
だからアルマニアってどこなのよ。

後で(っていうか、今思い出して)調べたら、
スペイン語でアルマニアはドイツ。
ドイツを韓国が下していたのですね。
そいつはすげーし、
そういえば、そんなニュースを見た気もする。

っていうか、ルーマニアじゃないぞ妻よ。

一旦ホテルに戻って、
シャワーを浴び、着替えた後にリマの町へ繰り出す。



ガイドさんオススメの店で夕食を食べ、
くたくたになってホテルに戻ると、
午後11時。

明日はナスカの地上絵を見に行くと言うことで、
5時半集合。

……5時半集合?

と言うわけで、とっとと寝ることにして、
布団に潜り込むのであった。



 2018 /7 /29
・シサ
南米旅行記、楽しいです!!

シサと言えば、やはりパララックスビュー.... って思いますよね。
Future と言えば.... 荒井田メル.... (@_@;)


どうも、ありがとうございます。
これからどんどん酷いことになっていくので、
楽しんでやってください。

シサは、示唆説もあって、
なるほどなあと思いました。
オーケンによると、今後、いろいろなイベントで、
シサは何なのか明かしていくそうですが、
個人的には、そこはいろいろ想像するのが楽しかったりするので、
明かさなくてもいいんじゃよ。と思ったり。

・第3話 砂塗れ
5時半集合と言うことなので、
12時くらいには寝て、5時に起床。

本当は6時から始まる
モーニングビュッフェを
一部用意してくれると言うことだったので、
食堂に移動。

あれ?
何もない?

とおもったら、食パン数枚とバターとジャム。

確かに、一部用意だな。
と思い、もしゃもしゃともしゃる。

5時半にバス到着。乗り込む。
英語ガイドとのことだったが、
英語とスペイン語と日本語がしゃべれるガイドさん。

話によると、
ナスカまで400キロくらいあるから、
これから5時間くらいバス移動とのこと。
マジか。

と、朝食が配られる。
マジか。

そんなのあるんだったら、
食パン食べなかったのに。

と文句を言いつつ、そっちも食べる。
タコスなんかに良く付いてくるチリソースを
パイで挟んで焼いたヤツ。
うまい。

やっぱり南米なんだな。
と思いながら寝る。

起きてもまだ移動。
400キロの移動は伊達じゃない。

トイレ休憩。
休憩所にあったテレビは、
どれもサッカーを映し出している。



ペルーは(ボリビアも)、さすが南米で、
どこに行ってもみんなサッカーを見ている。
まあ、ちょうどワールドカップやってるしね。

えっと。どこの国がやってるんだっけ?
と思って見たら我が国ジャパン。
ちょうど、ポーランド戦。
0−0。

引き分けだったら決勝行けるんだっけ?
とか思いながら、そこまで興味がないので、
バスに戻る。

6時間くらいバスに揺られ、
目的地の1つである砂漠に到着。

本来であれば、

ナスカの地上絵をセスナで見る

昼食

砂漠見学

だったのだが、
セスナの時間の都合で、

砂漠見学

昼食

ナスカの地上絵をセスナで見る

の順に。
昼食後なので、
吐かないように気をつけてね。
アレだったら、酔い止め買っときな。
と言われる。
昨日のこともあるので、買うことにする。

砂漠見学。
バギーに乗るとすごく楽しいよ。
35ドルかかるけど。
でもすごく楽しいよ。
と言われ(意訳)、そりゃあ、払うでしょ。と支払う。

日本人の人がいて、
カードが使えないから、乗れないと言う人がいて、
貸してあげようかなと思ったけど、
人と関わり合いになりたくないので、
そっと心の中で思うだけにする。

ちょうど、そのときトイレに行っていた妻に
あとでそのことを話すと、
貸してあげれば良かったのに。
私に言ってくれれば、
私が貸してあげたのにと言われる。
すまん。

で、バギー。



最高。
道なき道を行く感じが、
ジェットコースターっぽくもあり、
面白かった。



スノーボードのような板に腹ばいになり、
砂の坂を滑り降りるのも楽しむ。



結構高くて怖かったが、
さほどスピードは出ないのですごく楽しかった。
しかし、思いっきり砂まみれに。
ポケットから、髪から何まで砂まみれ。

その後、昼食。
昼食中、髪をかくと、
砂が落ちてきて早く髪洗いたいと思うも、
髪を洗えたのは、ここから約10時間も後になる。

昼食後セスナに乗り、ナスカの地上絵見物。



体重を量られ、
重かった人から前に乗せられる。
当然(?)最前列。

最初は、ドレが地上絵かわからず困惑していたが、
何個か見つけることに成功。
思ったより小さいんだもの。






よく、宇宙人へのメッセージとか言うけど、
大気圏外からは見えないよ。アレ。

結局半分くらいしか見つけられず。
妻に難しかったよねと言うと、
妻はほとんど見つけたとのこと。
マジか。

ガイドさんに、どれくらい見つけられました?
と言われ、半分くらい。と答えたら、
少なすぎと言われる。
マジか。

その後、眠い中、バスの中ではガイドさんの説明。
見る前にして欲しかった気もするが……。

ナスカの地上絵は、
宇宙人へのメッセージとか言う人もいるけど、
あれは、神様へのメッセージだと言うことが大体わかっているし、
飛行機からしか見えないというのも嘘で、
丘から見ることもできるとのこと。

なんだ。
ムーとかに書いてあったのと、
ずいぶん違うなあと思いつつ、
現実はきっとそんなもんだよね。
と思いながら寝る。

寝てばっかりだなと思うが、
帰りも6時間たっぷりバス。
何度目が覚めても外は暗く、
イヤホン持ってくれば良かったと後悔。

妻が持っていたので、
借りることもできるかと思ったが、
私のiphoneはライトニングケーブルじゃないと、
イヤホンに繋がらないタイプ。

アップルめ……!

南米で、アメリカの大企業に対して怨みを抱きながら、
ヒマでヒマでヒマな時間を堪能。

宿近くの食事屋で下ろしてもらい、
夕食を堪能……
したは良かったが、量が多すぎた。
持ち帰れないか相談したら、
持ち帰れるとのことだったので、
箱に詰めてもらう。

ちょうど、翌日も4時半起きの5時半集合だったので、
あの食パンを食べるよりは、
こっちかな。と思い、
ちょうど良いよねとか言いながら、ホテルに帰る。

帰り道の夜景がきれい。



ホテルに帰りネットに接続しようとするも、
なかなかネットに接続できない。
どうも、トイレだとルータに近いからか接続できる。
部屋変わる前は接続できたのになあ……
と思いながらネットのニュースを見ると、
日本がポーランドに勝利していた。

シャワーを浴びると、アホほど砂が頭から落ちてきた。
さっぱりして、ベットに入ると、
あっという間に眠ってしまったのです。


 2018 /7 /30
・第4話 兆候
5:30集合なので、4:30起き。
クソ眠い。

昨晩タッパーに詰めてもらった冷えた飯を
2人でむさぼる。
冷えててもうまい。
食パンよりこっちがましだな。

と思いながら、もりもり食べる。

今日は移動日なので(というか、これから毎日ホテルが変わる)、
スーツケースに荷物を詰め、
今晩泊まるところ用の荷物をリュックに詰める。
スーツケースだけ、クスコという町に預け、
マチュピチュ村という村に移動する予定なのだ。

朝5時半。
スペイン語のドライバーさんと合流し、空港へ。
国内線なので、乗り換えはアッサリ終了。
今日移動するクスコは、地上3600m。
富士山と同じくらいの標高の町なので、
高山病にかかったりすることもあるらしい。
空気も相当薄いとのこと。

大丈夫かなあ。
と思って飛行機を降りるが、
いつもと同じ感じ。
特に空気が薄いとも感じない。

日本語のガイドさんと合流。
今日は(というかこれ以降毎日)、専属のガイドさんと
運転手さんとクスコの町を回るとのこと。

飛行機の到着が1時間遅れたので、
ちょっと急ぎ目で回るとのこと。

最初はクスコの市場。
市場を巡るのは楽しいのでゆっくり巡りたかったが、
クスコにいられるのは今日だけ&予定がギッシリなので、
さっと見て終了。



途中で、黒ビールとフルーツを混ぜた
ミックスジュースが美味しいと言われたので飲む。
作っているのを見ていると、
マンゴーとか、牛乳とかも入っている。
蜂蜜まで入れだした。
とにかくあるものを手当たり次第に入れている感じ。

うーん。
これ、本当に美味しいのか?

おそるおそる口にすると、
ほんのり苦くて甘くて……
めちゃくちゃ美味しい。



ほろ酔い加減で、市場を抜け出て、町中へ。

町中では、インカ時代に作られた、
ジューニカッケーの石があるとのこと。
なんだ? ジューニカッケーの石って?
と思ったら、12角形の石。



12角形の石?
なんか、スゴイらしいけど、
イマイチすごさがよくわからない。

あとで調べたところによると、
カミソリの刃も通らないくらい、
隙間無くピッタリはまっているのがスゴイとのこと。
うーん……?
そうなのか?

何か、日本の城の石垣も結構すごいんじゃないかな?
と思ったりするんですけど。
あれも隙間ない気がするんだけどな?

その後、豹と蛇の形をしているという石垣を見、
んー? どこが豹と蛇なんだ? と思ったら、
横に回答があって、
こう見るのか!
全然予想と違ったぜ!
と思ったり、



土産物屋に入って、
妻が自分へのお土産を買っている最中に、
ヒマだから外に出ようとしたら、
トモダチートモダチーと女の子にしがみつかれて、
何か買っていけと言われたりした。
(結局妻が買ったので、開放された。
 あと、何かハグされた)

で、興味ない石も見たしと言うことで昼食。

美味し。

で、何か色々遺跡巡り。
一部、中に入らず外で写真撮影だけだったのは、
飛行機が遅れたからなのか、
それとも元からそう言うプランなのか。

とりあえず色々見る。



これでもかと色々見る。





と、妻がしんどそう。
なんでも、心臓が痛いとのこと。

なに!
救急車を呼べ!
オペだ!
高山病か?
大丈夫か?
と心配するも、
少し落ち着いたら落ち着いてきたとのこと。
うーむ。心配だ。

その後、アルパカとかリャマとかがいる
動物園チックなところに行き、
動物とふれあう。



ふれあいながら、
そう言えばガイドブックにアルパカって
食べられるって書いてあったよなあ……

とか思っていたのはナイショだ。
(次の日食べたけど)

で、翌日マチュピチュ遺跡を見学するため
マチュピチュ村に移動。

マチュピチュ村には、オリャンタイタンボという駅から、
電車で2時間弱。
さらに、そのオリャンタイタンボと言う駅まで、
この動物園から車で2時間。

うわあ。移動祭りだ……。

げんなりしながら、
オリャンタンタイポ駅に到着。

停電なのか、何なのか、外が真っ暗。
普段からこうなのか知らん?
と思うまもなく、ガイドさんが、
急がないと電車出ちゃうから急いでと言われる。
急いでと言われても辺り真っ暗。

空を見上げると、満天の星空。
南十字星がきれいだ。
そういえばここ、南半球なんだよな。
ということは……
と、思案しながら夜空を眺めていると、
ガイドさんに急いでくれと追い立てられる。



暗闇の街を進んでいくと、
真っ暗なんだけど、
所々で電気が灯っている。
なんだあれ? と思ったら、ワールドカップの映ったテレビ。
電気は消えていても、ワールドカップは楽しむのか!
すごいなあ。
っていうか、テレビ付くなら電灯も点くんじゃないの?
なんなの?
と思ってたら目の前にゲート。
ゲートの中は明るいだろうと思ったら真っ暗。

真っ暗の中に電車。

ううむ。
これは。
……ガイドさんいなかったらたどり着けなかったんじゃないか。

と思いつつ電車に乗り込む。

電車の中は学生が一杯いて、
ウエイウエイ言っている。

うるせえなあ。
と思いながら乗り込む。

定刻。
電車が動き出した……
と思ったらがくんと止まる。

どうやらうっかり反対側に動き出してしまったようだ。

いやいや。あるか? そんなうっかり。

ちょっとドキドキしつつ、
電車は進んでいく。

窓の外は真っ暗なのので何にも面白くない。
また、座席も固くて、山道なので電車が揺れる揺れる。

寝ようと思っても周囲はうるさいし、揺れるし、眠れず。

横を見ると妻はグースカピー。

むう。
こうなったら、本でもy……

……

……

クスコという町は、標高3800m
オリャンタイタンボは、標高2800m
マチュピチュは、標高2400m

スゴイ勢いで、下っているわけだ。
それが原因かはわからないが、
なんか、頭が押しつぶされるようにいたくなってきた。

ウゴゴゴゴゴゴ……

気圧の変化なのか?
それとも、今週の月曜から
合計10時間くらいしか寝てないからなのか?

スゴイ頭痛が酷くてへろへろになったところで
マチュピチュ駅に到着。

ガイドさんが待っていてくれて、
明日は7時集合にしましょうとのこと。
ツアーの日程表に5時から回るって書いてあったから、
5時起き(あるいはそれ以前)なのかと思い、
この体調で大丈夫かしらん?
と思っていたので、
7時起きは嬉しい。

2つ返事でOKして、ホテルへ移動。

ホテルはすごく広くて、
飯もメチャクチャうまかったんですが……

体調不良でダウン。

そもそも、ツアー会社が最初、
このホテルの予約が取れなかったんで、
別のホテルでも良い?
って言ってきたんで、ホテルの値段検索したら、
1人当たり2万くらい(つまり計4万)違ったので、
なんとかできないの? と聞いたら
なんか、なんとかできたらしいくらいの
良いホテル。
(っていうか、なんとかできるなら、
 最初から何とかしろよと思うんだけどね)

良いホテルだし、飯もうまかったんだけど……
バタンキュウ。

妻が高山病で倒れるかと思ったら、
自分が倒れてしまうとは。

明日はマチュピチュを歩く予定だけど、
大丈夫なのかなあ?
と思いながら、横になると、
あっという間に眠りについてしまうのでありました。



 2018 /7 /31
・第5話 故障
目が覚めると、やや頭痛はあるものの、
前日に比べるとだいぶ良くなっていた。

やっぱり寝不足だったのかな?
と思いながら朝食。

そこまで体力が回復していなかったので、
果物多め。

ほとんど寝ていたので、
あまり恩恵がなかったホテルに後ろ髪をひかれながら、
ホテルのロビーでガイドさんと合流。

荷物をホテルに預けられるということで、
ホテルに預けようと思ったが、
特に袋を持ってきていなかったので、
リュックの奥に入っていたジャンプ展のビニール袋に
服を詰めて、カウンターに預ける。



バスに乗ってマチュピチュに移動。
そもそも、ツアーの予定では
バスで移動した先で待ち合わせだったのだが、
ホテルのロビーまで迎えに来てくれたおかげで、
バスにもすんなり乗れてラッキー。

マチュピチュ到着。

まあ、マチュピチュって言ったってただの遺跡だろ?
テレビとかで見たことあるし、
そこまで興味n……

……

……いや、
これは……

実物はやっぱり迫力が段違いだ。



うむ。これは来てよかった。
軽くまだ頭痛はするものの、
壮大な景色に感動。



感動ついでにちょっと元気になったので、
ひたすらマチュピチュ遺跡の
あちこちを歩き回り(3時間くらい)、
見学を終えるとガイドさんとはお別れ。

ここから先はこのたび始まって以来の
(といっても、パロミノ島はオプショナルツアーで行ったんですが)
昼間の自由時間。

見学が終わったのが11時くらいだったので、
17時半発クスコ行きの電車まで、
6時間くらい暇。
マチュピチュ村は小さな村なので
どうせなら、クスコに帰りたいと思ったが、
まあ、ツアーの都合もあるのだろう。

のどが渇いてきたので、
せっかくだからマチュピチュ遺跡の近くで
なんか、飲もうかと思うも激混み。
すいているのはビュッフェレストランのみ。
うーん。それはちょっとなあ。
そこまでおなかすいてないし。

仕方ないからバスでマチュピチュ村に戻ることにする。
バス停に行くと、テレビが置いてあって、
みんなでワールドカップを見ている



これは、並んでいる人なのか?
ワールドカップを見ている人なのか?

よくわからなかったので、
そこら辺にいたバスの案内人ぽい人に話を聞くと、
バスに乗りたいならこっちだといわれ案内される。

やっぱり、アレはワールドカップを見ている人だったのかしらん?
と思っていると、そっちからも人がぞろぞろやってくる。
最初にバスに乗り込み、外を見ていると、
なんで私たちが乗れないんだと言っているっぽい人が2人いた。

あれ?
これ、俺たち横入りしちゃった?
と思ったが、まあ、疲れていたし、
悪いのは案内人だろうと。

で、マチュピチュ村に戻ってくる。
とりあえず、のどが渇いていたので
カフェに入り作戦を練る。

とりあえず、街をぶらつき、
おなかがすいたら昼食を食べ、
あとは街をぶらつき……

うーん……5時間も時間をつぶせそうにない。

と、地球の歩き方に、
面白い記事を見つけた。

マチュピチュ村には、
マッサージ屋がたくさんあるらしい。

SO・RE・DA!

飛行機に長時間座っていたり、
船に長時間座っていたり、
バスに長時間座っていたり、
鉄道に長時間座っていたので、
アタイの腰はもうバキバキよ。

ということで、渋る妻を説得し、
昼食後の空いている時間で、
マッサージに行くことにした。

昼食はグリルのお店。



なんだかメニューがいまいちよくわからなかったけど、
アルパカを食べてみたかったので、
アルパカのステーキを注文……
したら、それよりこっちのほうがいいぞ。
アルパカの肉も食べられるし、
ペルーぽい料理だと言われたので、それにする。

アルパカの肉は結構固く、
それなりに臭みもあったが、
なんか肉食べているという感じでおいしかった。

なんか、食事中、
やたらハエが来るのでなんだろう?
と思ったら、窓の下に鶏が飼われていた。



表はすごくきらびやかだが、
裏はそういう感じなのねと。

で、街をぶらついていると、
マンコ・カパック広場を発見。
この広場には、初代インカ皇帝マンコ・カパック氏の像がある。
なるほど。これが、マンコ・カパックか。
ほら、これが、マンコ皇帝だよ。
と連呼していたら、妻に怒られた。
何・故・だ!



で、マンコも見たことだし、
マッサージ屋に。
ホテルの前で呼び込みやってたおばちゃんに
適当についていったら、
これが気持ちよかった。
※エッチなマッサージじゃないですよ。
気力も体力も回復し、
気づいたら17時。

駅に移動して、
電車に乗る。

昨日は闇の中で見えなかったけど、
こんな姿をしていたんだねお前は。
※乗った電車のグレードが違うので、
 昨晩の電車とはまた違うんですけどね。



自分もマッサージのおかげか、
だいぶ体調が回復してきたので、
ビールを購入し持ち込む。

アルコールは高山病の敵と聞いていたが、
今のところ元気だし、大丈夫だろうと。

電車に乗ると、
目の前に座ったおっちゃんがすごく陽気な人で、
いろいろな人に話しかけている。
すごいな。
と思っていると、電車が発車。

30分くらいすると、
電車がガクンと停車する。

すわ何事か?
と思うと、なんか止まっちゃった。
的アナウンスが。

え?
と思っていると、
目の前のおじさんがおもむろに何かを取り出した。
それは、クスコサワーという、
クレープフルーツを原料にしたお酒が、
2〜3リットル詰まったペットボトルだった。

何だこのおじさん。
のん兵衛なのか?
俺がビールを飲んでいるのを見て、
飲みたくなったのか?

と思ったら、みんなにふるまいだした。
俺と、妻にも一杯ずつくれた。

そして、周囲の人に、
大丈夫だ的なことを言い出したのだ。

よくよく観察して、
その人の正体が分かった。
その人は、別のツアー会社のガイドさんだったのだ。

だから、みんなに声をかけていたし、
止まった電車でお酒をふるまったのだ。

なるほど。
と思っていると陽気な音楽。
変なサルような妖怪の格好をした男が、
音楽に合わせて踊りだしたのだ。



そして、妻やほかの女の人も立たせて踊りだす。
それが終わると、今度はアルパカの毛を使った
服のファッションショー&即売会が始まった。

なるほど!
これをやるために、
止まったふりをしたのだな。

そう予想したのだが、
果たしてそれは外れていた。

止まったのは、ただのトラブルだったのだ。

そして、修理を完了するのに
あと15分はかかるとの説明が流れる。
目の前にいた、別会社のガイドさんは、
15分と言われたら、2時間はかかるよ。と笑っていた。

そして、案の定2時間かかるのである(泣)。

21時につくはずだった電車は、
23時半に到着した。

実に、6時間も電車に乗っていたのだ。
そして、この駅からクスコのホテルまでは、
結構距離があり、
駅でガイドさんと合流し、車に乗り込んだが、
ホテルに着いたのは午前1時過ぎ。

そこで、ガイドさんの無情な一言が告げられるのです。
(とはいえ、ガイドさんのせいじゃないですが)

明日は5時50分にこのホテルを発ちます。

起きて準備する時間を考えると、
4時間しか眠れないのか。
くたくただけど。
シャワー浴びちゃったので、残り3時間半。
朝はもうすぐそこだ!



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